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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第4話 小さなお姫様(17)

 そう幼馴染の美幸が抱いている僕の子供らしい、沙也加が少年院で入所中に産んだらしい娘が泣き叫んだ! と同時に魔力波動が発動され、気合砲──!


 となれば?


《ドン!》


《ガン!》


《バン!》


「きゃぁ~!」

「ぎゃぁ~!」

「いてぇ~!」

「痛い!」

「うぅ、ううう」

「つぅ……」

「いて、ててて……」


 美幸が大事に抱いている赤ん坊を中心に周りいる者達が一斉にビルの壁や扉に激突したから、各自各々が悲痛な叫び、声、唸り声を漏らすけれど。


 僕とエル、レビィアは瞬時に防御障壁魔法を張り無事……。沙也加の場合は女王陛下直属の近衛師団の隊長であるフリージアがやはり魔法障壁を張り、無事……。美紀の場合はメイドトリオがアパートの住人達を再度力ずくで眠らせ帰還──。美紀の前で防御障壁魔法を張ったから大事に至らなかった。


 しかし玄関の外……。美幸と赤ん坊の周りにいた零を含み、僕の先輩、同級生(タメ)、後輩達はみんな、赤ん坊が泣いた時に発したと思われる気合砲で吹き飛んで悲痛な声や呻きをまだ漏らしているから。


「──お前達、ちょっとみんなのことを見てくれるか?」




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