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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第2章 第1話 除夜の鐘と言えば? (2)

 我が家も正月過ぎて落ち着けば、過疎化が始まっている親父の里へと空き家があるから。そこを修復して親戚の爺さん、婆さん達の介護ができる会社でも立ち上げて暮らそうか? と言った話しにもなっているから。


 まあ、寂しいけれど、この二部屋のアパートとも、もう直ぐ僕達家族もおさらば……。さようなら……となる訳だけれど。


 僕もさ、クリスマスイブの日に異世界の魔王……。


 そう別の世界にいる僕……。《《世紀末の恐怖の大王》》と一つになり覚醒したみたいでさ。この広島県に住む妖怪達……。


 そう異世界の魔物達だった者達がこの世界へと移民として移住……。妖怪化したみたいでさ。その中でも人に化けることが可能な妖怪達(人達)が大晦日と正月の挨拶にと毎日のように来客してくるから本当に大変なのと。


 あの頃! 昭和の終わりや平成の時代の初めの頃は年末、年始でも僕が販売しているような駄菓子に近い、芋かりんとう等の地方原産のお菓子や野菜チップス……。乾物に生珍味……。豆菓子、ドライフルーツ、健康食品の原料となるパウダー等も本当によく売れていた時代だから、僕は一人でマツダのボンゴエアロカスタム仕様で一人お仕事……。


 だからエルフで西太后と言った役職がついた元勇者のエルが愛想よく微笑みながら。


『ほっ、ほほほ』と笑顔を絶やさないようにしながら対応……。


 そしてもう一人……。みなさんにも初めて紹介をする異世界の僕の正室でもある女王陛下……。東太后でダークエルフのレビィアが。


『朕に何用じゃ~? 陛下は今は出掛けているから、後日またくるように~』


 と、悪態をつきながら、挨拶にきてくれた妖怪(人達)を畏怖させるものだから。


『あなたね~。いい加減にしなさいよ~!」







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