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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第56話 エルフな、きよしこの夜(19)

 私の夫、魔王は、自身の横。左右に座る私と洋子ちゃん……。先ずは私を強引に自身の方へと引き寄せ。元勇者だった私は、今は自身の妃だと胸を張りながら威張り主張をすれば。次に、自身の愛娘である洋子ちゃんの頭をまた優しく撫でながら自分の可愛い娘であり。次世代の魔王、勇者、亜人達の大将軍になる姫だと自己紹介をすれば。


「魔王さまもやっとお子が。跡継ぎが出来たのですね。それはめでたい! めでたいですね! 草葉の陰から亡き前魔王さまや前々魔王さまも泣いてお喜びになっていると思いますよ……。特にこの度降臨した姫さまは、魔王さまと勇者さまとの間にできた姫殿下ですから。歴代魔王中では一番魔力が高いに違いない筈ですから。魔族、亜人族の者達は多いいに喜び。歓喜する筈ですよ。魔王さま……」と。


 今度は水の精霊の仲間の一つである亜人の者が、私と魔王との仲。そして洋子ちゃんの事。誕生を歓喜しながら祝いの言葉を魔王へと告げれば。


「いや、河童の長……。ここは広島だから《《猿猴の長》》と、呼んだ方がいいのかな? 俺の娘洋子は、勇者エルの子ではなくて、俺のもう一人の妃である美紀が産んだ子なのだよ」と。


 魔王は《《猿猴》》と、自分が呼んでる亜人の長、族長へと洋子ちゃんは、私が産んだ子ではないと説明をすればね。


「おい! いつまでも後ろでボォ~と、している美紀……。そして翔子も前に出て挨拶をしろ。今の二人は、この日本で暮らす。数少ない異世界の亜人の族長、酋長なのだから。俺の妃である。お前達二人からもちゃんと長達に挨拶をするように。わかったな、二人とも」と。





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