表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

298/531

第55話 クリスマスイブの夜(12)

「よーし! 美紀ついたぞ!」


 そして「降ろすぞ。美紀」と。


 只今お姫様抱っこをしている。僕に抱きつき、しな垂れかかっている美紀へと告げると。僕は自身の奥様の事をゆるりと慎重に地面へと優しく、労りながら降ろすとね。


「えぇえええっ! 一君! もううちの事を降ろすの?」と。


 僕に抱きつき縺れ、甘えていた美紀が不満を漏らしてきたら。


「美紀! 今度はエルの番だ! ちゃんと順番通り。約束通りしないとダメだぞ! 美紀は洋子のお母さんなんだから手本……。我儘を言わない。わかったなぁ?」と。


 僕がお姫様抱っこしている美紀の事を、自身の腕、身体からゆるりと降ろしながら諫めるように告げればね。


「はぁ~い。わかりましたぁ~。うちはちゃんと一君の言う事を素直に聞いて守ります~」と。


 美紀が僕に、反省しているのか? 本当にわかっているのかわからないけれど?


 こんな台詞を呟いてきた。


 だから僕は美紀に、「よろしい」と、言葉を返せば。


「じゃ、美紀いってくるね」


 と、告げ。こちらにゆるりと向かってくるエルの許へと慌てて坂を駆け下り向かうのだった。



 ◇◇◇



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ