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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第55話 クリスマスイブの夜(9)

「うん、いいよ。パパ~。翔子ママのところにいってあげて。多分翔子ママも、今日はクリスマスイブなのに、パパに放置されているから拗ねているんだと洋子も思うから」と。


 家の幼いお姫様が、大人染みた台詞、言葉を、父親である僕へと告げてきたから。皆も驚いたのではないかと思われる。


 う~ん、実はね。家のお姫様はね。我が家の筆頭奥様であるエルから相手──敵の心理状態や脳裏で考えている事を悟る。理解が瞬時にできるようになる為の訓練も受けているようだから。


 エルが僕達家族の心の中、思いを瞬時に悟るように、洋子も元勇者のエルのように相手の心の奥底まで悟る。わかる事ができるから。家の娘は、幼いながらも。こんな大人びた台詞を呟く事ができると言う訳でね。




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