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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第52話 翔子の決意! (1)

「う~ん、致し方がないねぇ。一樹……。ちゃんと私の事も、エルさんや美紀さんみたいに、分け隔てなく、可愛がってよ。お願いじゃけぇ」


「う、うん。わかったけぇ。翔子。ちゃんと俺は、翔子もエルや美紀と変わらぬぐらい愛しちゃるけぇ、心配するなぁ。ほんまじゃけぇ。心配せんでえぇから」と。


 僕が自身の頭を深々と下げ、土下座のままで、翔子へと、自身の決意を告げれば。


「じゃ、一樹……。いや、あんた~。もう、私に頭を下げんでえぇから、早ぅ。頭を上げて、足を崩して楽にしてよ。あんたは今から私の亭主、旦那様なのだから」と。


 翔子の奴が久々僕へと満身の笑みを浮かべながら告げてくれたのだ。


 だから僕は、「うん、わかった。翔子」と、声を漏らしながら。


 自身の頭を上げ、正座を、やめて、足を崩し、男座りで足を組めば。


「洋子~。パパの膝の上に、もう座ってもええぞぉ」


 と、告げれば。


「うん。やったぁ~」と。


 家の、我が家の長女様は、嬉しそうに、実父である僕の膝の上へと座り込んだから。


 僕は洋子の頭を優しく撫でてやったのだ。


 そう、実の父でないアイツ。美紀の元夫だった男から、実娘でないからと《《DV》》、《《ドメスティック・バイオレンス》》、《《幼児虐待》》を受け。


 この小さな身体の心の臓に、心の傷を負っていた洋子だけれど。ここに、この部屋に、実父である僕の許にきてからは、だいぶん心の傷の方も癒され、回復の兆しをみせて精神的にも落ち着きを取り戻してきたから。


 実父の僕の方も安堵し始める。




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