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第51話 娘の魔法に驚愕! (5)
僕は翔子へのプロポーズ。最後には、自身の頭を深々と下げながら土下座をして翔子に僕の妻、魔王になれば女王様の一人になる訳だから妃になってくれと嘆願をしたのだ。
「えっ! いや、一樹。だからそれは法律に反するけぇ、無理って……。えっ! ちょ、ちょっと美紀さん? もしかして? 一樹とエルさんと、もう一緒に暮らしちょぅるの?」
「うん、そうじゃけぇ。翔子さん。私ももう既に、一君とエルさんと、私が産んだ洋子と、四人で仲良く暮らしちょぅるよ」と。
美紀が翔子へと満身の笑みを浮かべながら告げ、説明をすれば。
「えええっ! 嘘ぉおおおっ! 嘘じゃけぇええっ!」と。
翔子の口から、部屋中に響くくらいの絶叫が放たれるのだった。
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