表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

267/531

第51話 娘の魔法に驚愕! (3)

「えっ! あっ! うん、そうじゃねぇ。一樹の言う通りじゃねぇ……。私、自身のお腹の中にいるこの子を降ろしたくはないしねぇ……」と。


 翔子の奴は、俯きながら、自身のお腹を優しく撫でながら呟く。


「でもね、一樹?」


「……ん? なんじゃ、翔子?」


「私ね、一樹。私のお腹の中にいるこの子と別れて暮らしたくはないの。だからね。エルさんに産まれたこの子を渡してくれと言われても渡したくはない。と、言うか? この子が産まれても渡す気はないけぇ、一樹。悪いんじゃけれど。本当に御免ね。だから苦労する。大変かも知れんけれど。私は一人でこの子を育てるけぇ」と。


 翔子はやはり、自身のお腹を優しく、愛おし気に撫で、触りながら僕へと自身の決意を告げてきたのだ。


 だけど僕が翔子に言いたい、告げたい事は、そんなことではなく、この日本の法律ではなく、エルが産まれ育った世界の法律に合わせて、皆、家族一緒に仲良く暮らそうと告げているだけだから。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ