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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第50話 はぁ~! そんな事って~! (5)

「翔子?」と。


 僕が声をかければ。


「な、何? 一樹? どうしたの?」と。


 いつもの翔子らしい顔、声音で僕へと尋ねてきたから。


「あのなぁ、翔子? お前のお腹の中にいる子供も、もしかしたら? 家のエルや洋子のような大きな耳、笹耳がある子が産まれるかもしれんけぇのぅ」と。


 僕が告げればね。


「えっ、えぇえええっ! う、嘘ぉおおおっ! 冗談でしょう、一樹?」と。


 翔子が驚愕しながら僕へと問いかけてきたのだ。


 だから僕は、翔子に。


「冗談じゃないけぇ。翔子。ほんまのことじゃけぇ。だって俺の娘洋子を産んだのはエルではのぅて、二人の後ろにいる。座っちょるぅ美紀が産んだ子じゃけぇ。洋子は……。のぅ、美紀?」と。


 僕が美紀へと尋ねれば。


「う、うん。私だけれど。洋子を産んだのは……。でっ、私はエルさんとは違って、異世界のエルフではなくて、この世界の日本人……。そしてここが地元です。翔子さん……」


 美紀の奴は、僕の問いかけに対して頷き。


 その後は、翔子の顔を見詰めながら説明をすればね。


 更に翔子の奴はね。




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