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第44話 僕の嫁は女神、精霊、エルフ様! (3)
「うん、エルママ、よろしくねぇ」と。
洋子ちゃんも、エルへと、可愛く微笑みながら言葉を返したのだ。
と、同時に。
〈ボワン!〉と。
エルの麗しい顔が、煙に覆われる。
と、言う事はないから大丈夫。
大丈夫だからねと。
僕が説明をしたところで。
「「「あっ!」」」
「「「なっ!」」」
「何だー?」
「何?」
「エルさんの耳がー?」
「エルママの耳、可愛い。可愛いねー!」と。
最初は、家の親父とお袋、美紀の奴が、エルの大きな笹耳を見て驚愕。
でっ、最後に、僕の娘だと、この場にいる者達が言っている洋子ちゃんが、エルの大きくて可愛い耳を見て絶賛、褒め称える。
だからエルは、「ふっ、ふふっ」と、洋子ちゃんへと微笑みかけながら。
「洋子ちゃん、ママの耳は、そんなに可愛い? 可愛いのかなぁ?」
と、問いかければ。




