表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

227/531

第38話 元カノ様は? 元勇者様が怖いようです

「あのね、エルさんも知っている、と、言うか? 一君から聞いているかも知れないけれど? 私達再度お付き合いをしていたの、一君とね……」


「ふぅん、そうなんだ? 」


「うん」


「でっ、美紀さん? それが、私が貴女の言葉を聞き、怒ると言った事と、どう関係がある訳なの?」と。


 相変わらず俯き、エルと目を合わせないよいに口を開く美紀なのだが。

 彼女は、自身の口の中に、何かを含んだ様子……。



 そう、小声で呟き、囁きながら。


 しどろもどろで美紀は、エルに囁くのだ。


 もう、それこそ?


 エルがエルフ種族でなければ、聞きとれない程の小さな小声で囁くものだから。


 エルは更に不快感を募らせながら、威圧のある声音で問いかけるものだから。


「だってぇ~。エルさんが怒っているのだもの。どう見ても。だから私怖くて」と。


 元ヤンキーの姉ちゃんであった美紀の事を震えあがらせる程。


 今の元勇者で将軍様、伯爵令嬢でもあるエルは怖い! 恐ろしい顔! 形相をしているみたいなのだ。


 と、いうか?


 遠目から、傍から、エルの麗しい顔を凝視しても、自身の顔の眉間に皴を寄せ、憤怒、憤慨しているのが、一目見てわかる程険しい顔をしているから。


 流石に美紀も女の勘と言う奴で、これ以上エルの事を怒らせてはいけないと、己の身を竦め、怯えている状態なのだよ。


 でも、このまま美紀が、エルに何も説明しない様子でいれば。


 エルがこの場から立ち去ってしまうだろうから。


 美紀は、勇気を振り絞り更に説明、話しを進める為に、自らの口を開くのだった。



 ◇◇◇


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ