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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第37話 えっ! また! 嘘でしょう? (2)

 皆も知っての通りだ。


 だってエルには、翔子のお腹の中に、自身の夫……。



 そう、この日本でも戸籍、住民票を照らし合わせても問題無い。間違いない。


 夫である一樹の子がいるかも知れない疑惑、問題を抱え。


 エルは、どう解決しようかと困惑しながら悩んでいる最中だから。


 実際は、他人の事を考えてやる程暇などないのだよ。


 でも、彼女の性格上、自身を頼ってくる者を蔑ろ、放置する事が出来ない性格のエルだから、自身の歩行が止まり、立ち止まっている状態なのだ。


 そんなエルに美紀は、相変わらず『シクシク』と、涙を流しながら。


 自身の首を振り。


「もう、理なのエルさん。私と家の旦那との関係は。もう修復できそうにないの。もう既に、お互いの両親を交えての話しも終えているしね……」と。


 美紀はまた俯きながら小声で力無く、エルへと呟いてきたのだ。


「えっ! そうなの?」


「うん、そうなの、エルさん」


「何で駄目だと言っているの? 旦那様は、美紀さんに?」


 エルが美紀に、何故駄目なのかと問うと。


 更に美紀は俯き、沈んだ顔で。


 それも、更に激しく涙をポロポロおとしながら。


 そう、自分達三人の近くを通り自動車の運転手や助手席の人達が慌てて振り返る程美紀は、その場で泣きはじめながら。




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