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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第35話 今嫁の愚痴(2)

「一樹って昔から、そんなにも女性関係が激しかったの? 美紀さん?」


 と、問いかけ。


 エルは美紀へと誤魔化そうと試みながらだ。


「……ん? ああ、そうねぇ。一樹先輩は、あの容姿でノリの方も良いし。口の方も大変に良く動いて面白からね。中学の時も女子達から大変に人気もあったの彼は……。それに未だに一樹先輩の事を好きだと思っているもいるんじゃないかぁ?」


 でも、元勇者な彼女、エルは、今の美紀の話し、説明を聞いて、彼女は聞くべきではなかったと思いながら。


『はぁ』と、自身の肩を落として落胆、気落ちを始めるのだ。


 こんな言葉を漏らしながら。


「そうなだぁ、一樹って、そう言うタイプの男性だったんだ。だから私に、今住んで居るアパートを出て、他所で一から生活を始めようと仕切りに告げてくるね」と。


 エルが嘆くように美紀へと告げれば。


「えっ! 嘘! そうなの? エルさん! あのひとここから! 地元から! 出て行くと言っているの⁉」と。


 美紀はエルの話しを聞き、自身の両目を大きく開け、驚きを隠せない顔を始めながら問うのだ。


 それも、一樹のことを『一樹先輩』ではなく、『あなた』と、元カノらしく気軽に呼ぶから。


 今の一樹の妻であるエルは、少々不機嫌極まり様子へと変わり。


「あ、あのひとって美紀さん……」と。


 エルは呻り声を漏らす。


 そして彼女は、不機嫌極まりない様子で。


「そう言えば、美紀さんって《《家のひと》》と、過去に交際をしていたのよね?」


 と、問いかけるのだ。


「うん。そうなの」と。


 美紀はエルの問いかけに対して、隠す事もしないで、素直に頷くのだ。


 彼女の横には、幼い娘がいるのに、お構いなしに。


 それもさ、今のエルの様子ではないが。


 美紀自身も両目、瞳を潤ませながら、エルに頷き言葉を返すから。





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