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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第22話 エルフな勇者さまとの、新婚生活が始まりました(2)

「うん。綺麗にキラキラと光り輝くから。私は素敵だと思ったの」と。


 エルは僕へと告げてきたのだ、だけではなく。


「先程一樹の考えている事、思っている事を探索してみたら。恋人同士が愛を朝まで語らいながら。深め合う。頑張る日かな? とも、思っていたから。あのクリスマスツリーを明け方で光らせながら。愛を語らい、深め合えば。ムードがあって良いかな? と、思ってしまったの」と。


 エルが自身の碧眼の瞳をキラキラ光り輝かせながら、両手を合わせ。クリスマスツリーが展示、置いてあるダイハツのショーウインドーへと向けて祈り。拝むように語らいだしたから。


「あれ……。クリスマスツリーが欲しいの、エル?」と。


 僕は尋ねてみたのだ。


「えっ? あれ、欲しいって……。あのクリスマスツリーって、あんなにも神々しく煌びやかに光り輝く物。木だから。大変に高価な物ではないの、一樹? 余りにも高価な物ならば、私はいらないよ。勿体無いし。家の、我が家の、家計の方が苦しくなるならば。そちらの方が辛いから」と。


 エルが慌てふためいた声音で、僕へと告げてきたから。


「う~ん、別にエル。クリスマスツリーを購入をしても、家計の方は別に問題はないから大丈夫だよ……。まあ、中には、大変に高価な物もあるかも知れないけれど。普通に家の室内で飾る小さなクリスマスツリーはおもちゃ屋さんで購入をしても、そんなに高価な物ではないから。家計の負担にはならないし。また明日から頑張って仕事。商い。販売業をすればいいだけだから」と。


 僕は、自身の胸を『ドン!』と、叩きながら説明。エルに、妻に、お任せあれ! 麗しい奥さまには、苦労はさせない。かけませんからと。自身の胸を張りながら。この後も僕の仕事、商いの内容や、どんな物を取り扱いしているのかを説明しながらダイハツの展示場。ショップ。ショーウインドーを後にしてショッピングセンターへと向かい。


 家の新妻さま、エルの日用品に化粧品、道具。下着に衣服と。あの当時流行りだしたボディコンのスーツも。それも? 真っ赤な派手、派手しい物など。


 その当時流行りだった女性物の服やコートにルイ・ヴィトンの財布やバッグを購入した記憶がある。


 特にあの当時は、バブルの終わりの頃の時代の上に、量販店さん。大手のショッピングセンターやスーパーマーケットなども。大手のお菓子メーカーさんのスナック菓子は定番に置いてある。展示はしてはいるけれど。未だ変わったお菓子や豆菓子。珍味、ドライフルーツなどは、定番には余り置かれていない時代だから地方……。と、言っても。僕自身は西日本の広島だから。地方の製造メーカーさんから、商品サンプルをもらい。面白。変わっている物。お菓子や豆菓子。珍味。ドライフルーツを、販売台に並べ。お客さま達に試食をしてもらうだけで、本当に何でも容易く売れた。販売できた時代だった。


 あの、昭和の終わりから。平成に入って直ぐの頃の時代は、ちょっとした贅沢ができる時代だった気がするのだ。


 だから我が家の元勇者な奥さまが、驚愕するぐらい色々な物を、その日に購入した記憶がある。


 広島市の中央、八丁堀。本通りにあるファッションビルを何件か梯子して回ってね。


 でっ、その最中に購入した物がこれだ! 只今家の元勇者な、エルフの奥さまが、コンセント指し。点滅──。


 神々しく光り輝き始めた【クリスマスツリー】なのだ。




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