表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

159/531

第19話 エルフな勇者さまは、鋼の乗り物を見て驚きます! (20)

 でも、そんな挙動不審な行動とる。顔色を変えている。僕のことを美紀は、他人が見ても『可笑しい?』、『どうしたの?』と、思う。呟きたくなる行動を何故とるのか、自体は、アイツは元カノだから承知なのだ。


 だから元カレの僕のことを、『フフフ』と、声こそ出さないが嘲笑うように、目を細め見詰めているから。僕は相変わらず蛇女に冷ややかな目で睨まれている蛙状態……。



 下手なことを美紀に言う。告げる。それも? 『お前なぁ~』、『ふざけるなぁ~』、『何、儂のことを調子げに、見よるんやぁ~』、『ふざけちょるのか~?』、『元儂の女じゃからと言ってぇ、ふざけた態度をとるなよぉ。お前はぁ~?」と。

 美紀の奴に荒々しく告げる訳にもいかないから。僕は冷や汗をかき、垂らしながら。俯くことしかできないでいる。


「一樹、行こう……」


 そんな様子の僕の二の腕を掴んでエルが急かすように、実家の玄関先へと向かい始めたから。


「えっ? うん」(助かった)と。


 僕は呟き、脳裏で安堵感に浸るのだよ。この時点では、エルがまさか、美紀のことで憤怒、怒りを募らせていることなど僕自身は、知らない。わからないからねと。


 美紀の奴が僕達夫婦の行動を見て、『フフフ』と、不敵に苦笑を浮かべ、漏らし。火種を落とし。巻こうとしていることも。僕達夫婦は気が付く。悟ることもしないで玄関先へと向かっていくのだった。



 ◇◇◇◇◇


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ