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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第19話 エルフな勇者さまは、鋼の乗り物を見て驚きます! (11)

「ああ、あれは、パチンコ。パチンコ屋さんだよ」と。


 横目でチラチラとエルとパチンコ屋さんとを交互にチラ見をしながら説明。


「ふぅ~ん。賭け事をする場所何だね……」と。


 エルが不思議そうな声色で言葉を漏らすから。


「エルの住んでいた世界では賭け事。賭博とかはしないの?」と。


 逆に僕が困惑しながら妻に尋ねると。


「ん? あるよ。私の住んでいた国にも。でも? 一樹が先程脳裏で思った。イメージしたパチンコ屋さんのような煌びやか魔法道具での賭け事、賭博はしないよ。私の国では」と。


 エルが僕へと告げ説明をしてくれたから。


「ふぅ~ん、そうなんだ?」と。


 僕は言葉を返した。


「うん、そうだよ。……だから、先程から窓。この鋼の乗り物。車の車窓から私の目に映る物。人々の容姿、服装。建物の煌びやかさに。私はずぅっと驚いているし。興味津々なの。一樹……。本当に凄いね。この国は」と。


 僕の麗しいエルフな奥さまエルは、こんな感じで、ルート54号線沿いの建物や路側帯を歩く人々の流れ。川のように行き交う流れ様子を、Nコロの車窓から観覧しながら歓喜、感心、興味津々としながら堪能を満喫しているようだから。夫の僕は嬉しくて仕方がない。ないのだ。


 だって先程僕のエルは、もう死にたい。死んでやると迄言って嘆いていたからね。でもさ、今は。


「こんな煌びやかな、美しい世界で、私は今後暮らせるなんて、本当に幸せ。幸せだよ。一樹……。みんな魔王……。いや、一樹のお陰。お陰だから」と。


 やはり【魔王】とか、訳解らない言葉、台詞。単語は漏らすけれど。僕の妻に、妃に……。



 あれ? あは、まあ、いいか……。



 まあ、とくにかく、僕の許へと嫁いだことに関してエルは喜んでくれているようだから正直嬉しい。嬉しいのだよ。




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