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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第19話 エルフな勇者さまは、鋼の乗り物を見て驚きます! (10)

「うぎゃ、あああっ!」、


「ぎゃぁ、あああっ!」、


「怖い~! 怖いよ~! 一樹~!」、


「降ろして、降ろしてよぉおおお! 一樹~! 頼む~! 頼むから~!」と。


 ホンダN360Ⅲ。Nコロの助手席。僕の真横で二の腕を掴んで、揺する。揺らしながら泣き叫び、降ろしてくれと叫んでいたエル。僕の奥さまなのだが。そんなエルの状態を横目で見ながら僕は『フフフ』と、苦笑を浮かべ漏らす、ではない。ないのだよ。


 そう、先程の回想シーンではないのだが。何で僕はエル、自身の妻のことを『お妃さま』と、何の躊躇いも無く。無意識で漏らしてしまったのか。それ、そのことが不思議でならないから。


『う~ん、う~ん』と、思案をしていると。ふと僕が、気が付いた時には、このように僕の可愛い、エルフな妻は、いつのまにか冷静。己の気を落ち着かせ、安らぎながら。Nコロの車窓から外を見て、観覧、観察、堪能をしながら嬉しそうに。


「一樹~! 一樹~! あれ~、あそこ~? 一樹が今運転している鋼の乗り物が一杯置いてある。並べているけれど。あれは、何? 何なの?」と。


 エルは声を大にして、指を指しながら尋ねてくるから。僕はエルのしなやかな指の先を見詰める。見詰めてみると。ある物、ある場所が僕の目に着いたから。


「ああ、あれは、車屋さんだよ」、


「色々な種類、車種を売っている。販売をしているお店屋さんなんだよ」と、告げ説明をすれば。


「ふぅ~ん、そうなんだ?」と、エルから言葉が返る。


「じゃ、あれは何? あの煌びやかで明るいお店……。照明でキラキラ光り輝いているけれど。あのお店は何なの?」と。


 またエルが自身の指先で指しながら問うてくるから。僕は横目でチラリと見て、建物を確認。確認をすればね。




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