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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第19話 エルフな勇者さまは、鋼の乗り物を見て驚きます! (2)

 でっ、し終えれば、次は着替え。着替えになるよねと、僕が説明をし終えたところで、皆も、というか?


 僕とエルの昨晩の出来事、初めての出逢いを思い出してくれればわかる通りだよ。


 僕の妻エルは昨晩、鋼の甲冑に大刀剣を持つ、物々しい様子だったと言うことで着替え。僕達が住み暮らす、この地球、日本の人達が着衣をしているような服の持ち合わせがない状態なのだ。家の奥さまはね。昨晩にしてもさ、寝ているエルの甲冑を脱がせた僕だけれど。エルは甲冑の下には鎖帷子くさりかたびらとでも、言うのかな? 肌着なのか、衣服なのか、わからない物を甲冑の下に着衣……。



 それを脱がせば、今度はボディースーツ、コルセットのような下着を着衣しているのみで。それがこの国、日本に住む人達が見て確認をしても余り違和感を覚えない物なのだが……。



 下着姿のままで、僕の! 自身の妻を! 裸の王さまの如く買い物に連れて歩く訳にもいかない。いかないから困っていると言いたいところなのだが。


 昨晩僕が洗濯機で洗ってしまったから。僕の大事な奥さまエルは下着を着衣していない状態でいる。


 それも? 先程僕が説明をした通りで、僕達が【ボンタンジャージ】と呼んでいた。ズボンがブカブカ、ゆったりしているジャージをエルは、僕のタンスから慌てて出して着衣──。


 そして近所からの苦情、クレーム処理をおこなっていたみたいなのだが。僕が持っている【ボンタンジャージ】は白いカラーの物でね。下着、パンツなどが割と良く透けて見えるのだよ。陽や電気の照明の当たり方、角度によればね。と、なれば?


 僕の美しいエルの肢体……。



 まあ、お尻ぐらいだとは思うのだけれど?


 近所の男、おっさんらに、僕のエルの可愛いお尻。生尻に近い状態で曝け出した可能性があるから。


 僕は『う、うう』と、悔しくて仕方がない。ないのだよ。


 もうそれこそ? 近所奴らを一人ずつ殴ってやろうかと、思うぐらいの衝動に駆られてしまうぐらいなのだ。


 だから僕の口から「はぁ」と溜息。「あああ~」と、落胆をした声しか漏れてはこないのが。先程までの僕達夫婦の様子なのだが。





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