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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第18話 その後? (9)

 でも、その内容が僕、この平和な……。


 そう、第二次世界大戦と、大東亜戦争を終えて、平和に復興をした。成し遂げた国。日本で生を受けて、産まれ育った僕には、余りの非現実的、夢物語……。SFアニメ、マンガと、いうか?


 僕よりももう少し齢を重ねた人達が読むようなファンタジー、夢物語のような書物。小説の内容みたいなことを、エルは僕へと告げ、説明。だから怖い。畏怖するのだと。僕の妻は、怯え震えながら教えてくれたから。


 僕は妻、エルに対して、『ニコリ』と、微笑みながら。


「いいよ。じゃ、二人で一緒にお風呂に入ろうか?」と、告げて。直ぐに【あること】を、己の脳裏で思案、イメージ、模索をするのだ。


「う~ん、でも、困ったなぁ~?」と。


 僕は、全く困ってもいないのに、エルに、妻に、甘え声色で告げたのだ。すると僕のエルフな勇者さまは、俯いていた自身の顔を上げて。


「……ん? どうしたの、一樹?」と。


 困惑した表情で問いかけてきたのだが。今迄の僕達二人、夫婦の出来事を回想シーンとして思い出せばわかる通りね。


 僕達夫婦は以心伝心だから。エルは気落ち落胆をしていた顔をやめて、『クスクス』と微笑み、微笑を漏らしながら。


「もう~。本当にあなたは~。元気がいいのだから~。……うん、分った~。一樹~。いいよ~。私頑張る! 頑張って挟んで尽くしてあげる。あげるよ。一樹の……。いや、あなたの思い。願いを成就、叶えてあげるからね~。だから一緒に入ろう。入ってよ~。あなた、お風呂に~」と。


 僕のエルは元気で明るい声音で、僕の邪な想いを嬉しそうに叶え、成就、昇天させてくれると告げてくれた。


 だから僕も直ぐにエル、妻へと。


「早くいこう。お風呂に……。さぁ、早く、早く」と、エルを急かしながら風呂場へと向かうのだった。



 ◇◇◇◇◇


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