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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第16話 元エルフな勇者の凶変(5)

「はぁあああっ! 痛い! 痛いじゃない! 一樹!」と。中央、新天地公園への影で、時々集まっている。集っている。たむろしている黒や白、紺の特攻服や白にピンクのボンタンジャージに、パステルカラーのスウェット、派手な甚平を着衣しているヤンキー娘、姉ちゃん達のように、『ハァ』と、言った感じで凄みながら夫の僕へと荒々しい台詞を吐いてくる。


 だから僕はカチン! カチンだ! 己の頭の頂点まで血を昇らして憤怒! 憤慨して。「わりゃ、あああっ! エル! 誰に! 誰に物を! 物を言うちょるのかぁ、わかちょる。わかちょるのかぁ? お前はぁあああっ?」と。


 僕は自身に、夫に対して凄み、勇んでくる妻、エルに対して、もうこれ以上我慢! 耐え忍ぶことができなくなり。『プチン!』と、音を立てて理性が切れた。切れたのだ。


 だから男らしくないとは思うのだが。僕は夫としての威厳を守るために躊躇い無く。エルの美しい。天女のような顔へと『ガツン!』と、鉄拳制裁を入れた。殴ったのだ。すると絶叫が。


「うがぁ、がっ、痛い。痛い……。うう、くそ……」と。


 僕の口から悲痛な台詞と悔しさを呟いた。漏らしたのだ。自分の、己の顔を、痛くて仕方がないから。エルの髪を引っ張る行為をやめて両手で覆いい隠しながら呟いたのだ。




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