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霊感探偵達の物語  作者: 秋月煉
絆が紡ぐ純愛歌
60/79

3ー8

お待たせいたしました!

次回も来月辺りには書き上げたいと思います・・・。

妙に不安になる発言の連発で、やり方を考えちゃったわ。このまま、触って鑑定は、止めた方がいいわね・・・。


「とりあえず、これらをメモして、一回戻しましょう・・・どれから出てくるか、今晩、確認しようじゃない」


「「えっ?」」


「長期戦ですか」


目を点にした白木と水島くん。本当に、仲がいいわね。お互いに、仏教と神道でしょうに。まぁ、仲良き事は良いことよね?

その傍ら、清流院さんは、仕方ないとでもいうように、何か考え事をしていたわ。


「確か、夜な夜な現れる、ぼんやりした人影を何とかして欲しいんでしたね・・・では、まだ時間がありますし、一度、戻してから、夜に備えましょうか・・・食事や仮眠も必要でしょう」


現在時刻、お昼を過ぎたところね。まぁ、一度、休憩した方がいいのは確か。思ったよりも、ここの空気に、やられているのか、疲れてきているわ。


「そうね、特定は夜・・・ついでに、祓えるなら祓うわよ?」


もう、この時は、これしか浮かばない程に、疲れはてていた。


「取り敢えず、仮眠してくるわ」


妙な違和感を抱えつつも、各自、休憩に入ったの。それにしても、あたし、この程度で疲れるなんて・・・、まだまだ修行が足りないのね。美鈴のこと、とやかく言えないわ・・・。


◇◇◇◇◇


夜、辺りはすっかり暗闇に変わり、あたし達は事前の打ち合わせ通りに、持ち場に付いた。

仮眠を取ったから、皆も元気よ? あのあと、外に出たら、皆もぐったりしていたのよね~。今回は、ちゃんと準備してきたし、一度に集めたとはいえ、色々と対策した上だったのよ? 貴重品だから、気を使い過ぎたのかしら・・・・・?


「流石、夜ね・・・微妙に百鬼夜行じゃないの」


思わず、目前の光景に、ひくりと頬が引きつったわ。流石、歴史博物館。地域の小さいものとはいえ、歴史の詰まった品物が、沢山あるだけあって、弱い無害な奴等が、それはもう沢山いるのよ!!

『視る』事が出来るあたしらからしたら、ふざけるなっ!! の、景色よ? バーゲンセールの光景に見えてきたわ・・・。


「「うわぁ・・・スゴッ」」


全く同じ反応をした白木と水島くん。あんたら、随分と仲が良いじゃない? 相性もいいみたいだし、このままペアを組まれそうね。まぁ、白木が忙しいから、それはないだろうけど。


「さぁ、そろそろよ」


館長達は、安全のために帰ってもらっているから、ここに居るのは、あたしらだけ。品物は四点。見事な一振りの刀、懐刀、印籠、そして、キセル・・・。

それぞれには、あたしらが見張り役として、待機してるんだけど、狭い館内。それぞれが見える距離にいるわけ。白木と水島くんは、近くにいるわ。まぁ、新人くんだし、白木となら大丈夫でしょう。相性良さそうだし。


「・・・・・あら、刀はハズレね?」


あたしが視ていた刀からは、特に変わりは無かった。勿論、嫌な気配はしてるけどね。今回は違うみたいだわ。


「キセルも違いますね・・・夜なのに、変わりはありませんし」


清流院もハズレみたいね。怪しい品物が山ほどあるのよね、ここ。その中でも、怪しい品物を見張っているんだけど。辺りは、新人くんと白木ね。あちらへ行きましょうか。

清流院も同じ考えらしく、あたしに付いてくる。


「結構、楽な依頼になりそうね」


「特定さえ出来てしまえば、対策は色々と取れますからね」


大人組は、解決の目処が立ち、少し穏やかな空気が流れていたが、ふと、新人くんと白木の二人がおかしな方を見ている事に気付く。

まったく・・・、どちらが当たりか分かるように、目を離すなと言っておいたのに・・・。


「榊原さん・・・どうやら、対象が現れたようですよ」


「えっ?」


マズイ、気を抜きすぎたわ。目処が立ったと浮き足だっていた。彼らの視線の先、そこに、青白い人がいた。あまりにもボンヤリした姿のため、いつの時代の人なのか、男か女かも分からない。


「どっちから出たか、分かった?」


既に臨戦体勢の白木はまだしも、水島くんは固まってしまっていた。

ーーーーー駄目ね、経験の差がここで出てるわ。


「多分、印籠だと思う・・・気配が一緒だよ」


青白い人影を睨み付けながら、白木が答えた。うん、経験がある分、白木は大丈夫そうね。


「水島くん、下がりなさい・・・清流院さん、彼は任せますよ」


「仕方ありませんね、お任せを」


穏やかな顔で、問答無用とばかりに、固まっている水島くんを引きずっていった清流院さん。怖い怖い・・・。

さて、白木のお手並み、拝見といこうじゃない。久しぶりだしね?


「白木、あんたが成仏させてやりなさい」


あたしが言えば、面倒くさいと言わんばかりに、睨まれた。いや、あんたが近いんだから、仕方ないでしょう?! それに、この青白い人影が現れてから、場が騒がしくなってきている。あんまり、いい感じではないのよ。


「場が騒がしくなってきましたね、こちらはお任せを」


ちゃっかり、清流院さんが水島くんと、場の安定に回ったため、あたしは白木のサポートね。


「うーん? 消えた??」


白木が数珠を鳴らし、お経を唱える直前、青白い人影は、あっさりと姿を消した。えっ?


「榊原さん、何かした?」


「・・・何もしてないわよ」


これは想定外! たく、どうなってるのよ!!?


「榊原さん、印籠を別室へ! これが原因で、場が乱れてきています!」


清流院の言葉に、舌打ちしたくなったわ。特定出来ても、場が乱れているからか、上手く動けなくなっている。まったく、厄介な依頼じゃないの。

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