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#3

 夕食(ディナー)が作り終え、僕は依頼人の女性がいる部屋の扉を叩く。

 しかしながら、彼女からの返事は全くない。

 どこかに出かけたとしても靴があるので、外出はありえないとしか言いようがなかった。


「お嬢様?」


 もしかしたら、彼女は自分の部屋で……。

 そのようなことがないことを願いながら、部屋の扉を開けたら彼女は漫画を読みながら寝落ちしてしまっただけらしい。


「わ、私……いつの間に……!」

「漫画を読みながら眠ってしまったらしいですよ?」

「本当だ……」

「夕食が作り終えました。それをご報告したくて……」


 彼女は「分かった」と答え、僕とリビングに向かった。



 †



「本日の夕食(ディナー)はお嬢様の家にありましたもので作った鮭のムニエルでございます」


 執事のような男性は仕事で疲れている私に晩ご飯を作ってくれたなんて……。

 ムニエル以外にもサラダやパスタなどとバランスよく出てくる。


「あ、ありがとう……」

「冷めないうちにどうぞ召し上がってください」

「いただきます」


 私は誰かに作ってもらった温かいご飯を食べたのは5年くらい前でかなり久しぶり。


 ここで私はふと疑問に思ったことがある。

 それはなぜ、彼が私の家に(・・・・・・)いるんだろう(・・・・・・)と――。

2017/03/18 本投稿


※ Next 2017/03/19 5時頃予約更新にて更新予定。

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― 新着の感想 ―
おっ、次は死神が変わりましたね! 一章の時よりも、優しそうな感じですね〜(^^)
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