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#1

case2


27歳女性

ブラック企業に勤めている。

 私は現在、大手企業に勤めている27歳。


 大学を卒業した後、新卒としてその会社に入社したため、今は5年目である。

 新人だった頃は残業したとしても2時間程度で帰ることができた。

 しかし、今は人事異動した職場(ところ)は定時どころか残業時間2時間では利かないレベル。


 毎日続く長時間労働。

 ちなみに、休日出勤も隔週ではあるが、必ず出勤しなければならない。


 よって、私が今いる職場は最近よく言われている「ブラック企業」なのだ。


 一応、アパートを借りているけど、ほとんど会社で過ごしているような生活が続いているような気がする……。


 いつも疲れすぎて晩ご飯を食べずにお風呂に入って、すぐに寝てしまう。

 ほとんどが寝るだけのために家があるだけなのだ。


「この生活が長く続いちゃうと私がダメになりそう……」


 早くこの生活から脱却したいな……。

 最悪、死んでしまいたい(・・・・・・・・)――。


 その時、部屋の中から聞き覚えのない男性の声で「お嬢様?」と問われた。

 私はその声の主と面識がないし、家は鍵がかかっていたはず……。


 私はそれでよかった。

 久しぶりに誰かの声が聞けたのだから。


 部屋の中を見回すと、キッチンに執事のような雰囲気の男性が立っていた。

 せっかく話しかけられたのだから、「はい」と当たり前のように返事をする。


「お嬢様は今の生活が終わりにしたいと仰っていましたが……」

「聞いていたのですか!?」

「ええ。風の噂で(・・・・)

「……そうなんだ……本当です(・・・・)


 それでも、その生活に終止符(ピリオド)を打ってもいいのならば――。

2017/03/09追記

明後日(2017/03/11)は急遽休載することにしました。

次回は3月18日に更新予定です。


2017/03/04 本投稿

2017/03/09 後書き欄追記

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