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聖女じゃなかったので、王宮でのんびりご飯を作ることにしました  作者: 神山 りお


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625 やる気スイッチはいずこ?

いつもお読みいただきありがとうございます!

 ╰(*´︶`*)╯♡



「だって、鳥さんがーー」

「あ゛ぁ?」

 鳥がどうこう説明するより、まず先に言うべき事があると思う。

 フェリクス王に睨まれているのにも拘わらず、小竜はこの期に及んでもなお、何か言い訳を口にしている。

 その様子を見て、どこか既視感を覚えた莉奈だった。



 そんな不穏な空気感の中、一部の者が熱狂している。

「竜! 竜と喋ってる!!」

「鳥さんだって!」

「いや、竜が竜とーー」

 ランデル達である。

 竜との会話にテンション爆上がり中。もはや、推しのアイドルを見た時の様な反応で、語彙力を失っている。

 冷静に考えると、エギエディルス皇子が竜を呼んだ事や、フェリクス王がゲンコツを喰らわせた事が気になるだろうが、今はそんな事よりも目の前の小竜に興奮しきりみたいだった。



 だが、小竜が現れた事で、フェリクス王のお忍び冒険者は終了したのか、ランデル達が騒いでいようがどうでもイイらしい。

 もはや、竜と話せる立場である事も、隠す気はない様だ。

「そんなに遊びたいなら、あそこにいる"キラーアント"と遊んでこい」

 お怒りモードのフェリクス王は、そう言って向かう予定だった山間に目線を向けた。

「え?」

 遊んでいた事を咎められると思っていた小竜は、その差した場所を見てキョトン顔。

 そして、可愛らしく小首を傾げている。

「"キラー"?」

「キラーアントだよ。蟻の魔物」

 キラーアントが何か分かっていない小竜に、エギエディルス皇子がザックリと説明してあげていた。



「えぇ〜っ!? アリさんはーー」

 鳥は良くても蟻はダメらしい。

 小竜はつまらなさそうに、小さくブーイングを上げれば、途端にフェリクス王から睨まれた。

「あ゛ぁ?」

「……エ、エビエビルスゥ」

「俺は"エビ"じゃねぇ」

 ギャッと身震いした小竜は、エギエディルス皇子に助けを求めているが、即座にエギエディルス皇子に一蹴されている。

 "エギエディルス"と噛みそうな名前だが、"エビ"はない。

 エギエディルス皇子がエビを好きなだけに、言い得て妙だなと、莉奈は笑ってしまった。



 そんな小竜は、番であるエギエディルス皇子も助けてくれないと分かり、肩をガックリと落とす。

「アリさんはつまらないのにぃ」

 莉奈には、何が面白くて何がつまらないのか、その基準が分からないが、小竜は余程嫌なのだろう、ブツブツと文句を言っている。

 だが、行かないという選択肢はないと、子供の竜でもそれは理解したのか、諦めて行く事に決めたみたいだ。




 ーーとはいえ、素直に行かないのが少し笑える。




 小竜なりの小さな抵抗なのか、フェリクス王に睨まれ仕方なく行きますよと、チラチラとこちらを見たりしてアピールしつつ、トボトボと歩いて向かっていた。

 そう……"歩いて"。

 その背には立派な翼があるのに……。

 こうなると、ナックルダスターを装着した莉奈か、ジン達が乗っていた魔馬の方が断然早い。竜の意味はどこへやらである。



 その訳の分からない抵抗に、さすがのフェリクス王も呆れ顔である。

 もはや、怒る気力すら湧かないらしい。



「ちょっとーーっ! 何で歩いて行くのよ!? あなた竜なんだから、翼があるでしょう!? 飛んで行きなさいよ! 飛んで!!」

 1分1秒でも早くどうにかして欲しいアーシェスは、その小竜の背に困惑の声を上げていた。

 竜ならひとっ飛び……なハズなのに、まさかまさかの徒歩。意味が分からないし、その竜にまったくやる気がないとくれば、ガッカリ感しかない。



「完全にやる気ねぇな、アレ」

 エギエディルス皇子も呆れ顔である。

 しかも、よそ見をしながら、フラフラ歩いているではないか。こうなると、一応は向かってくれているだけ、まだマシかと思うレベルだ。



 アーシェスは期待した分、絶望感が漂っている。

 ランデル達は、竜と身近に会えて楽しそうだけど。

「やる気スイッチでも入れてあげますか」

 と莉奈は気合いを入れた。

 フェリクス王はともかくとして、エギエディルス皇子がすんなり行かせているのだから、キラーアントは小竜でも危険はないのだろう。

 なら、少しばかりモルテグルの未来のため、小竜のやる気を起こさせてあげるかと、莉奈はダラダラ歩いている小竜に、走り寄って行った。














【出版社経由にて、ファンレターを下さった方へ】

本日、出版社経由でファンレターが届いたので、感謝の気持ちを込めて…!


その方が、このなろうも見て下さっているとの事で……

どうしてもお礼を伝えたくて、ここにて失礼します。

( ・∇・)


嬉しい感想だけでなく、可愛い竜のキーホルダーまで、ありがとうございました。

小さな竜が、ものすごく可愛らしくて、すぐにお気に入り!!

早速、目立つところに飾らせていただいてます。

勿論、素敵なケースごと♡ ( ´ ▽ ` )宝物になりました。


何よりも嬉しい、活力剤です。

これからも、頑張っていきたいと思います。


ありがとうございました。╰(*´︶`*)╯♡感謝


以前、くださった方のファンレターも、勿論神山の宝物です。

改めてありがとうございました。( ´ ▽ ` )


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