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聖女じゃなかったので、王宮でのんびりご飯を作ることにしました  作者: 神山 りお


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116 酒呑みがギラギラする、カクテル作り



「……リックさん……これもシャーベットにしてもらっといていいかな?」

 お酒多めのは作らないよ? モニカが何やら期待している目をしていなくもないけど……。

 莉奈は、リックにジンライムシャーベットの素を渡した。

「それは構わないけど……」

 莉奈は、何をするのかい? って表情のリック達。

 それもそうだ、莉奈は、またさらに魔法鞄(マジックバッグ)から何かを取り出していたからだ。

「……気になっちゃう感じ?」

 興味しかないリック達に、莉奈はクスリと笑った。

 逐一気になるみたいだからだ。

「そりゃあ、気になるだろ」

 マテウスが笑った。

 次々と目新しい事をする莉奈を、気にしないでいられる訳がない。

 

 莉奈は、いつもの通りの注目を浴びながら、台の上にまた違うお酒を置いた。

 そして、棚からワイングラス。大きめのグラス。マドラー。オリーブ。色々な物を出していた。

「……何……作るんだ?」

 エギエディルス皇子が、不思議そうに見ていた。

 厨房での作業も普段は見ない。お酒も飲まない彼には未知なる世界に違いない。

 まぁ、私も飲みませんけど……。

「フェリクス陛下のためにある様な"お酒"。カクテルを作ります」

 と莉奈は、ニッコリと笑った。

 そう……王様である"あのお方"のためにある様なカクテルだ。

 さっき酒倉を見た時に、材料があったから、ピンときたんだよね。絶対に飲ませてみたいって。

「なんだよ、カクテルって」

 お酒も飲まなければ、当然カクテルなんて知らないよね。

「ざっくり云うと、ミックスドリンク」

「「「……ミックスドリンク……?」」」

 誰とは云わず、皆が疑問の声を上げた。

「お酒とお酒、お酒と果汁を混ぜた物……それを"カクテル"って言うの」

 カクテルは、ストレートで飲むお酒とは全く違い、色や香りを楽しむお酒。

 その人好みに創作すれば、特別なお酒にもなる。

 身近なカクテルといえば、ウイスキーをソーダ水、いわゆる炭酸水で割った "ハイボール" かな。

 あの "ハイボール" も奥が深くて、オリジナルな物だけで、数種類はあるらしい。

 レモンやライムを入れるのは、定番中の定番。

 コーラを入れれば、コークハイボール。

 ジンジャーエールを入れれば、ジンジャーハイボール。

 飲みやすくしたいのなら、オレンジジュースとか甘めのジュースを入れてもいい。



 ざっとだけで、もうこんなに "カクテル" の種類がある。

 お母さんとお父さんは、よく友達を呼んでは、オリジナルレシピを披露して楽しんでた。それを見ているのは、スゴく楽しかったな。

 まっ、次の日には二人とも、二日酔いになってたけど……。



「「「へぇ~~~~っ」」」

 酒呑み組が、さらに1歩前に歩み寄ってきた。

 酒呑みは気になるよね?

 そして、女子は見た目の華やかさにも、目を奪われるに違いない。


「ゴメン……やりにくいから……下がってもらっていいかな?」

 かたまり過ぎだから!!

 1歩どころか、詰め寄る皆に呆れ笑いしか出ない。

 んでもって、暑苦しいよ。

 さらにいうなら、さっき作ったシャーベットを、冷凍庫に入れといて貰えますかね? 溶けちゃうよ。

 


 なんだか、酒呑みの目が怖い……と莉奈は、思うのだった。




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