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隠蔽  作者: 山本正純
第一章
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崩壊 後編

 愛澤はポケットから包装された箱を取り出した。

「この前のお礼の品をプレゼントします」

 喜田は淡々と質問する。

「中身は盗聴器か」

「はい。盗聴器機能付きの時計です」

 喜田は呆れたような表情を見せて、ため息を吐く。

「捜査情報の流出の容疑で私が逮捕されたらどうする」

「オプションで爆弾機能も付けました。爆発すれば指紋も消えます」

「なるほど。口封じか。そんなことしたら、あなたの立場が悪くなります。その前にこの事件の管轄は神奈川県警だから捜査情報が入ってくることはない。ということでこの時計は返す」

「残念です。何かの役に立つと思ったのですが。ではそろそろお開きにしましょうか」

 

 二人は会計を済ませ喫茶店を後にした。

「閉鎖空間を簡単に言えば推理合戦です。それを外でしようという趣向らしい。ウリエルは金を使い都合のいいようにゲームを支配する影の実力者。ウリエルをいかに攻略するのかが鍵か」

「本当はウリエルを暗殺するのが一番早い方法だが、構成員同士の殺し合いは禁止だから無理だ」

「ではラジエルと同盟を結びましょう。交渉は任せます」

「はい」


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