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隠蔽  作者: 山本正純
終章
46/48

面会 後編

 愛澤は駅で買った夕刊を読んだ。

「それより聞きましたか。鈴木光子の裁判の一見について」

「法廷で叫んだそうだね。三年前の通り魔事件で無期懲役になった下川は林を殺していない。犯人は別にいる。犯人はショピングモールで自殺した渋谷可憐だ」

「おかげで法廷はあの告白に騒然になりました。それでどの夕刊でも一面に乗りましたしニュースではトップニュースです。これを受けて弁護士は下川を公訴しました」

「最後にあなたの正義は組織的には間違っていると思う。しかし私は評価しようと思う。なぜなら私も事実を隠蔽されて苦しんだ人間なのだから」

「なるほど。だから私を呼んだのですね。同じ境遇を持つ私に会うために」

「それもあるがもう一つの理由は・・」

 あのお方が言いかけたときにスーツを来た男が入室した。

「時間です」

「いずれもう一つの理由について話す機会がくるでしょう。それまで聞きません」

 愛澤はあのお方の住む屋敷を後にした。そしてリムジンで駅まで送迎される。



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