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隠蔽  作者: 山本正純
第三章
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封筒 

 愛澤は隠れ家まで歩いて帰った。郵便受けには封筒に入った手紙が入っている。愛澤は封筒を開けた。中にはUSBメモリーが入っていた。

「仕事が速いな」

 愛澤はパソコンを立ち上げメモリーを確認した。メモリーの内容は通り魔事件の捜査情報だった。ハッキングしたものだろう。

「やはり同じ時計を所持した女性が狙われています。それと凶器のナイフは三年前の通り魔事件に使われたものと同じものですか。そういえば今日はあの事件が起きた日だった。三年前の通り魔事件の被害者で唯一殺されたのは植田さんの親友だった林という警察官。そしてあの事件の現場には通り魔事件の被害者と鈴木光子がいた。まさか通り魔の目的は」

 愛澤は神奈川県警のパソコンにハッキングをした人物に再び電話した。

「度々すみません。もう一度警視庁のパソコンにハッキングしてください。こんどは僕の言うことが本当なのかを確認するだけで構いません。三年前の通り魔事件で・・」

 十分後そのハッカーからメールが届いた。

『その通りだった』

 愛澤は笑った。犯人が分かったからだ。


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