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隠蔽  作者: 山本正純
第三章
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追跡 前編

 愛澤は鈴木光子に接触することにした。彼女は現場検証に立ち会っているだろうと思い事件現場で張り込みをした。その推理通りマスコミが多数張り込んでいた。新聞記者に変装して正解だったと思う。周りを見ると煙草を銜えたホスト風の男がいた。さすがに彼はマスコミ関係者ではないと思い愛澤は話かけた。

「すみません。横浜スカイですが話を伺ってもよろしいですか」

 すると男は慌ててその場から逃走した。その途中ポケットに入ったナイフが落ちた。そのことに気がつくことなく男は逃走した。

 愛澤は近くに張り込んでいたマスコミ関係者に呼びかける。

「警察を呼んできてください」

 そして愛澤は男を追いかけた。不審者と追跡者の鬼ごっこは五分間続く。商店街を抜けた先に軽自動車が駐車されている。運転手らしい女は近くの自動販売機で飲み物を買っている。不審者の次の一手は軽自動車を盗んで追跡を破るに違いないと愛澤は思った。

 回避したいと思った。しかし愛澤には武器がない。拳銃は車内にある。


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