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隠蔽  作者: 山本正純
第三章
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対立 前編

 喜田はウリエルに電話してゲームの趣旨を説明した。喜田は携帯を愛澤に渡した。

「挨拶がしたいそうだ」

 愛澤は電話に出た。相手の声は変声器で声を変えたものだった。そのため男女と年齢の判断が出来ない。

『君がラグエルかい。まさか直接対決をすることになるとは思っていなかったよ』

 愛澤は丁寧に命令する。

「ウリエル。変声器の使用を止めろ」

『嫌だね。君ほどの推理力があれば僕が誰なのかすぐに分かるはずだよ。あのお方だってそうだろう。本当は分かっているのだろ。あのお方が誰なのか』

「いいえ。証拠が少なすぎるからまだ分からない」

『そうか。君の見解が聞きたかったのだが残念だな。そうだった。ゲーム楽しませてもらうよ。それとさっきのゲームはラジエルが勝ったけど、その結果には僕も不満だな。捨て駒システムのデメリットを感じたよ』

「デメリットですか。同じことを考えています。上司があたかも自分が調べましたと部下の調べたことを言うことが出来るということですか」


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