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隠蔽  作者: 山本正純
第二章
20/48

公開

 電話を切ると再び携帯が鳴った。相手は喜田だった。

『レミエルも近くにいるのだろう。ここで共通の情報を教えよう。第三の被害者。渋谷可憐は記憶喪失になった。事件の起きる一時間前後の記憶がない』

「それで行方不明ですか」

『今探している最中だ。彼女は重要参考人だから手を出すな。彼女は警察が保護する』

 喜田は妙なことを言った。それが気になったので愛澤は質問をする。

「一つだけお聞きします。この事件の管轄は神奈川県警です。それなのになぜあなたは渋谷可憐が行方不明になったことを知っているのでしょう」

『だから警察学校の同期が神奈川県警にいてそいつから話を聞いた』

 愛澤は苦笑する。

「そうでしたか。ウリエルが捜査を撹乱しようとしているのかと思いましたよ。最後にこれは捜査情報流出ではないのですか」

『ゲームが面白くなれば構わない。この情報はウリエルにも伝わる。そうだ。ラジエルにもこの情報を伝えてくれ』

 電話は切れた。そしてラジエルにも同じ情報を公開する。


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