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隠蔽  作者: 山本正純
序章
2/48

報道

タイトルをラジオからそれらしい熟語に変更しました。

一つだけカタカナだと変なので。

 二人を乗せた車は首都高速を走る。ジョニーはラジオを操作してニュースを聞いた。

『次のニュースです。三年前に起きたショピングモール無差別殺傷事件の犯人下川浩一の裁判が昨日行われました。この事件は無差別で買い物客九人をナイフで切りつけた事件で巡回中の警察官一名が取り押さえようとして死亡。九人が重軽傷を負いました。この裁判の弁護士は菅野聖也で、検事は瀬戸内平蔵でした。判決は終身刑です』

 アメリカ帰りのジョニーには聞いたことのないことがあった。

「菅野と瀬戸内というのは有名なのか」

「はい。この二人は司法の天使と悪魔と呼ばれています。菅野聖也はどんな罪でも軽くしてしまうが料金が高い司法の悪魔。瀬戸内平蔵はどんな手段を使ってでも真実を暴き裁判所に戦慄を走らすが料金が破格外の司法の天使。この二人が裁判で争うことを聖戦と呼びます」

「聖戦か。日本人もいい例えをするものだ」


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