表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隠蔽  作者: 山本正純
第一章
14/48

写真

 ジョニーは愛澤に質問した。

「雑誌の取材と偽って何をしたのですか」

「彼女も被害者になるかもしれませんから接触をしました。写真は撮りましたか」

「これだな」

 ジョニーはカメラを取り出して操作しながら話した。

「これが第一の事件の現場。人通りはよかったが事件が起きたのは深夜。参考にはならない。次が第二の事件の現場。こちらは道が狭く人通りは悪かった。こっちも参考にはならない」

「その周辺の様子はどうだった」

「第一の事件現場は飲み屋が多かった。第二の事件現場は近くにデパートがあった」

「その二ヶ所の共通点は駐車場があること」

 ジョニーは目を点にする。

「駐車場がどうした」

「犯人は犯行後なにかしらの方法で逃走するということです。犯人はデパートに駐車した車で逃走した可能性があります」

「そうか。ファミレスにも駐車場はあるからその方法もありえる。無差別でナイフで女を刺して車で逃走か」

 愛澤は人差し指を立てる。

「ここまでは共通点の話です。これからは疑問点。まずなぜ犯人は意図的にナイフを落とすのか。次になぜ犯人は犯行時間を一致させなかったのか。そしてなぜ犯人は第三の事件で女をトイレの前で襲ったのか」

 ジョニーはこれらの疑問点の答えを述べた。

「距離的には玄関の方が駐車場から近かったからな。それでなにか分かったのか」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ