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隠蔽  作者: 山本正純
第一章
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取材

 愛澤は女に近づき話を聞いた。

「こんにちは。私は地域密着型グルメ雑誌の記者をしています愛澤と申します。あなたはこの店の常連ですか」

 宮本は聞き返した。

「はい。こちらから質問です。まさかその記事に通り魔事件の容疑者の店なんて書きませんよね」

「はい。この店の味方であることを約束します。記事には外装や値段。そして常連客のお勧めメニューを載せます。まずなぜこの店の常連になったかを教えてください」

「この店は店長さんが気さくで話しやすいですし、料理は安くて美味しいから一人暮らしの私には憩いの場です」

 さらに愛澤は質問を続ける。

「因みに出身はどちらですか」

「群馬です」

「ではお勧めのメニューを教えてください」

「ミートソーススパゲティーです。ソースも手作りで兎に角美味しいです」

「ではそれを食べて編集部に帰ろうかな。取材を受けてくれてありがとうございます。名前は匿名にしますからご安心ください」

 その時ジョニーが入店した。ジョニーとアイコンタクトを取り、両手を一回たたいた。

「そうでした。写真を撮影しなければなりません。ジョニー。撮影してください」

 ジョニーはカメラで写真を撮りまくった。

「ジョニー。外装はこれでいいでしょう。宮本さん。忘れていました。写真を撮ってもいいですか。もちろんモザイクはかけます」

 宮本は了承した。ジョニーは写真を撮ってから席に座った。


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