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僕のクラスには校内一有名な美人だけどコミュ障な隣人がいます。  作者: 識原 佳乃
本編後半

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第97話 ※ここは教室ではないのだ。

 明日、飲み会(2次会まで強制参加)があるので更新できません。火曜は研修で水曜にまたしても接待する側で飲み会があります。(火曜日は更新できると思います)スケジュールメチャクチャ(苦笑い)

 本当に行きたくない……誰か代わって下さい!\(^o^)/(切実)

「……おはよ」


 いつも通りの朝の挨拶で一見何の変哲もない気がするけど……、


「――えっ!? み、美奈さん!?」


 ――ここは教室ではないのだ。


 普段通りの時間に家を出たところで……どこからともなく声を掛けられた。その声のした方に顔を向けてみたら、(うち)の塀に寄り掛かってこっちを見ている江里さんの姿があった。


 心なしかいつも教室で見るよりも眠そうな目をしている気がする。


「……おはよ、君孝くん」

「お、おはようございます、美奈さん」


 僕の挨拶に満足いったのか眠気の漂う柔らかな笑みを浮かべて、コクリと頷く江里さん。それから僕の方に寄ってきて「ちょっぴり……ねむぃ」と言いながら胸元にもたれ掛かってきた。

 毎度のことながら江里さんの長い黒髪からは清潔感のある甘い匂いが仄かに香り、僕の中の昇天スイッチが入りかけた。


 学校に着く前から江里さんに会えるのは嬉しい以外のなにものでもないけど、一体何故僕の家の前にいたんだろうか?


「……どうしたんですか?」

「……ん。……昨日逃げちゃったから……ごめんなさい……言いに来たの」


 あ~。昨日の「かわいい」からの全力疾走のことか。

 それで携帯を使わずにわざわざ謝りに来るなんて……江里さんは本当に女神なのかもしれない。


「そんな……全然気にしなくて大丈夫ですよ?」

「……だ、だめ。お母さんにも、怒られた……から」


 お母さん!? な、なんで!? どういうこと!?


「……なんて怒られたんですか?」


 僅かな沈黙の後、フッと僕から離れた江里さんが「……んっ」と咳払いをしてから腕を組んだ。……一体何が始まるのか?


「“……かわいい? ……美奈……あなた、まさか……そーくんに、男の子に向かって…………かわいい……って言ったの?”」(ちょっと怖い顔のお母さんを再現した江里さん)


 気持ちばかり眉を吊り上げた江里さんが自分のことを呼んでいた。多分怒られた時の再現をしているんだと思う。

 前に僕が驚かされた時の反応も完璧に再現していたし、きっとこれもシンクロ率100%な気がする……。


「“……ん。言った!”」(どや顔の江里さん)


 今度は身体の向きを変えて本人役を再現しているらしい。……もうね、一生懸命再現しようとしているのが伝わってきてかわいいんだけど、そこが逆に面白いし……僕は一体どんな反応をすればいいのか?


 何とか笑いを堪えて江里さん劇場を見守っていたんだけど……、


「“……はぁ~。……美奈……ちょっと、こっちに来て”」(手招きするお母さんを再現した江里さん)

「“……んっ♪”」(スキップしていく江里さん)

「――ちょっ!?」


 あぁぁぁッ!? な、なんでスキップ!?


 急にその場でスキップをし始めた江里さんを見て堪えきれなくなって噴き出し、盛大に笑い転げてしまった。


 おかしい……怒られた話の再現なのに面白いって……。


「……ん?」(素になって首を傾げる江里さん)

「……はぁ、はぁ……可笑しかった……」(笑い過ぎて息切れしている僕)

「“……んっ♪」(何故かもう一度スキップしていく江里さん)

「――やめっ!!」(再度爆笑する僕)


 江里さんは真面目に再現をしようとしているだけで、僕を見て不思議そうな表情を浮かべながらスキップを再開した。

 ……それがまたより一層可笑しくて僕は腹を抱えて笑ってしまった。


 ヒィィィィィィィッ! もうやめてぇぇぇぇ! 笑い過ぎて息が吸えない!! このままじゃ笑い過ぎで過呼吸になっちゃうよぉぉぉぉ!?


「……君孝くん……なんで笑ってるの?」(何故かスキップを継続している江里さん)

「ヒィッ……スキッ……プ……やめ、て」

「……ん」

「……はぁ……はぁ……笑い過ぎて……お腹、痛い」

「……大丈夫?」

「……はい。……それでなんて怒られたんですか?」

「“……ん――っ!?」


 またしても江里さんがスキップする構えをみせたので、とっさに抱きしめてしまった。


 ……Oh……何やってんだ僕! スキップを阻止する手段で抱きしめるなんて。


「……み、美奈さん!」

「―― (ひあぁっ♡) ……な、なぁに?」


 耳元で言ってしまったからだろうか、江里さんが身を捩って反応を。


 む、無心に! 今はスキップを阻止することだけを考えるんだッ!


「が、学校……行きましょう!」

「…… (んん゛っ♡) ……このまま?」

「ち、違います!」

「……スキップで?」


 ……あれ? もしや江里さんふざけてるよね? 声音が楽しんでいるようにしか聞こえないんですけど?


 ――それから僕らは手を繋いで学校へと向かった。……もちろん歩いてだけど。

~レビューへのお礼~

 |д゜)レビューが増えてる……嬉しいぃぃぃぃぃぃ! ……けど100話でお礼が終わらなくなったんですけどぉぉぉぉぉぉぉ!?(錯乱)

 ……本編完結したら、お礼返しのために番外編上げることにします(笑)



 garucia様、29件目のレビューありがとうございます!

 えっ!?

 なろうにきて初めて読んだのが……私の作品なんですか!?

 だ、大丈夫でしたか? 私なんかの作品で( ;∀;)


「……イチャイチャ? ……し、してないっ! ……が、ガルシアくん……何言ってるの?」(イチャイチャではないと一生懸命主張する江里さん)


「……ふざけんな!」(イチャイチャしてるだろ! とキレながら笹をヤケ食いして主張する謎のパンダ)

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cool

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