第93話 相田君孝 特別な仲
短いですが、大事な意思表示なので区切らせて下さい。
タイトルに相田くんの名前が入っているのもそのためです。
「……おしゃ……べ…………ねむぅ……」こっくりこっくりと舟をこいでいる江里さん
「着いたら……起こしますよ?」
「……ん。おやすみ……なさい……」
バスに乗り込むなり、はしゃいでいた疲れが出てしまったのか江里さんは僕の肩に頭を預けて眠ってしまった。
すやすやと規則正しい寝息が聞こえてきて僕も睡魔に襲われそうになったけど、頭の中で半田くんに言われた言葉がぐるぐると回って結局起きていた。
“……いい加減認めろ。後はお前次第だ。”
僕は僕なりに精一杯隠していたつもりだった……江里さんへの好意を。
けどやっぱり見破られているらしい。
半田くんは僕らにも話し掛けられるようなコミュ力の塊みたいなところがあるから気付いたんだと思う。
多分江里さんは気付いていないし、僕にも江里さんの気持ちは分からない……。
“いい加減認めろ”って言うのは僕の今の気持ちに真っ直ぐに向き合えってことを言っているんだと思う。
江里さんへの気持ち。
江里さんを好きだと思う感情。
これはもうどうしようもなく大きくなりすぎていて、今更無かったことにはできない。
ただこの想いを外に出していいものなのかと、今までの僕は悩んでいた。
いや、極力出さないようにと努めてきた。
これを表に全て出してしまったら江里さんに迷惑がかかると思ったからだ。
……けどこれももう限界だった。
江里さんを知れば知るほど好きになって。
近づけば近づくほど抑えられなくなる。
どこかできっちりと“これ以上はダメだ”という境界線を決めておけばよかったのに、僕にはそんな器用な真似は出来なかった。
……もしかしたら更に江里さんを好きになろうとあえてしていなかった気もする……。
と、とにかくこの大きくなりすぎた気持ちをどうするのかは……“後は僕次第”なのだ。
ここまで大樹のように育ててしまった……特別な感情。
江里さんへの…………恋心。
僕は最終的に……どうしたいのだろうか? どうなりたいのだろうか?
……そんなの答えはもう決まっている。
――僕は江里さんと……特別な仲になりたいと思っているのだから。
~レビューへのお礼~
オロロロロロロロロッ!(二日酔いで
午前中は死んだように仕事しておりました(笑
小西敬様、26件目のレビューありがとうございます!
>買ったばかりのPCの液晶をいきなり叩き割る ←次はsurfaceの画面叩き割りましょうか(笑
「……こ、小西くん……手、痛くないの? ……大丈夫? ……んっ? 瓦割りできるのっ!? み、みたいっ!」小西様の瓦(液晶)割りを今か今かと楽しみに待っている江里さん





