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僕のクラスには校内一有名な美人だけどコミュ障な隣人がいます。  作者: 識原 佳乃
本編後半

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第92話 ……いい加減認めろ。後はお前次第だ

 シロナガスクジラの前はちょっとしたステージみたいになっていて、階段を10段くらい上がる感じになっている。

 そんなステージに昇ったところで戦隊モノの、“何とかレンジャー”がするような決めポーズみたいなのをとる半田くんたち。

 皆やけにニコニコしていてちょっと怖いくらいである。

 ……ちなみに僕は何も言っていない。皆が勝手にやっているのだ……これじゃ、仕返しにならない。


「いいぞ~! 撮ってくれ!」センターでレッドっぽい決めポーズ(荒ぶる鷹のポーズ)をとっている半田くん

「……はい。……いきま――」

「――ギャァァァァ!?」


 まさに撮ろうとした瞬間だった。

 一番端っこでイエロー的(カレー大好き)決めポーズ(お食事ポーズ)をとっていたクラスメイトが、突然叫び声を上げて階段からゴロゴロと転がり落ちていった。


 ……えっ!? 何ッ!? 今の落ち方割と危なかった気がするんだけど!?


 僕がイエローさん(仮)に声を掛けようとするよりも先に半田くんが……、


「あー……気にしないでいいぞ。ちょっと……奇襲を受けただけだ」


 うん、全然意味分かんない。これ多分コミュ障じゃなかったとしても意味分かんないと思う。


「奴は我ら五天王の中でも最弱……」

「あの程度で落ちるとは……話しにならんな」

「全くその通りィィィィィッ!?」


 ――そしてまたひとり突如悲鳴を上げて階段から落下していった。


 いやだから危ないって!! ケガしちゃうよ本当に!?


「……あの……ふたりに何があったんですか?」

「相田! そんなことはどうだっていい! 早く撮ってくれ!」

「グゥッ……な、なんて破壊力だァッ……」

「ま、まさかあの動きは俺のォォォォォォォッ!!」


 普段はどっしりと構えている半田くんが珍しく狼狽えていて。

 その間にもひとり脱落していった。


 ……そういえば皆スマホ(カメラ)を見てないで僕の後ろを見てるけど、何かあるのかな?


「……分かりました、撮りますよ?」

「お、おう!」

「は、早くし……て…………」静かに階段から転がり落ちていくブルー的な人


 そこで僕は気にせずシャッターを切った。

 ――結果的に雄大なシロナガスクジラ像の前で半田くんがひとり変なポーズで写っているという、カオスな写真が撮れた。

 これはこれで仕返しになったのかもしれない。


「……撮れました」


 そう告げてから気になっていた背後を見てみたら江里さんが……、


 ヘ○ヘ

  |∧  ←江里さん

  /


 頭にメンダコハンドタオルを乗せたままこんなポーズをしていた。

 ……きっと半田くんの真似をしているんだと思う。


 な、なにやってるんですか江里さん……。


「グフォッ!」


 半田くんの低く迫力のある声がステージの方から聞こえてきた。

 おそらく皆と同じようにステージから落ちていったんだと思う。……まぁ、半田くんならケガの心配はないから安心できる。


「……えりさん?」

「……んっ!?」


 声を掛けたら僕が見ていることに気が付いたらしい江里さんが、一瞬だけ身体をビクッと揺らしてからゆっくりと手足を下ろした。


「……ん。……なに?」


 それからいつも通り小さく咳払いをして、まるで何事も無かったかのように返事を。


 いやいやいや、無理ありすぎますって。

 どう頑張っても誤魔化せないと思いますよ?


 江里さんがどうやって誤魔化すのか気になったので、少し意地悪に追及してみた。


「さっきのポーズ……もう一回やってみてください」

「……ん? な、なんのこと?」


 僕にバッチリ見られているのにもかかわらず、シラを切り続ける江里さん。

 思い切り動揺しているのか目が右に左にと彷徨いまくっている。


 おぉう……これはこれでアリな気がする。


「半田くんがやってた……このポーズです」荒ぶる鷹のポーズを再現する僕

「………………んっ!」ガンマン並みの早業でスマホを構えて僕を撮影して、ガッツポーズまで決める江里さん(ちなみにガッツポーズ完了まで僅か1.5秒)


 ……へぁっ!? 何、今の一瞬の離れ業!?


「……今写真……」荒ぶる鷹のポーズのまま固まる僕

「…………撮ってる!」更に追加で撮影し始めた江里さん

「や、やめてください! 撮らないでください!」

「……君孝くんが……最初に……いじわるしたぁ……!」


 頭にメンダコハンドタオルをのせたまま頬をフグのようにぷくーっと膨らませて、ご立腹を目一杯アピールしてくる江里さん。

 もはやメンダコなのかフグなのか分からない。


 ……どうやら江里さんなりの精一杯の反撃だったらしく、こんなかわいいことをされては僕が折れるしかなかった。


「……ごめんなさい」

「……ゆるすぅ……」


 ――僕に抱き着いて胸のあたりに顔をぐりぐりと押し付けてくる江里さんを何とか離して、片膝をついてステージ落下を免れていた半田くんにスマホを返した。

 その時半田くんが僕にしか聞こえない小声で「……いい加減認めろ。後はお前次第だ」と耳打ちを。



 さすがの僕にでもその言葉の意味は分かった……。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



☆★ちょっとした番外編(ヒーロー達の会話)★☆

※とてもしょうもないので読まなくても大丈夫です。


「おい、相田の後ろで江里さんがフラフラしてんぞ!?」(イエロー)


(相田くんの背後でゆらゆら動き回る江里さん)


「……あ、あれはもしや! メンダコを再現しているのではないか!?」

「た、確かに。手で耳の辺りをパタパタしているのは……メンダコの耳の再現か……芸が細かいな」

「フラフラ彷徨ってる江里様……天使か!」

「あぁ、ただ今の俺らには悪魔みたいなものでもあるけどな……」(イエロー)

「ポーズ出来たか?」(半田くん)


(急に立ち止まってヒーロー達に向き直った江里さん)


「あぁ」

「問題ない」

「いつでも行けるぞ」


(イエローの対面まで行って同じポーズをとってから……)


「……江里さん今度は何をして……」(イエロー)

「いいぞ~! 撮ってくれ!」

「……はい。……いきま――」


(ニコリとどこか小悪魔的な笑みをイエローに向けた江里さん)


「――ギャァァァァ!?」(階段ゴロゴロ~)

 お仕事始まりましたおめでとう(地獄へようこそ)的な飲み会に拉致られておりました。

 結構酔ってます。推敲してません(キッパリ

 そのせいで余計なの最後に書き足しました。寝て目が覚めて、意味不明だなと思ったら削除しておきます。

 すいませんまともに頭回ってないです(土下座

 レビューのお返事は酔ってない時にちゃんとお返しいたしますので、お休みさせてください。

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cool

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