それをゴクリと飲み込んだ、僕の惚れ薬攻防戦

僕はクラスメイトのリラリーに恋をしていた。勇気を出して卒業直前に告白するも、素気なく断られてしまう。
それどころか恋心を廃棄できる『失恋薬』まで渡されてしまう始末。

しかし、彼女から渡されたのは間違った薬――『惚れ薬』だった。
タイムリミットまでに解呪しなければ、誰とも分からない他の女性に惚れてしまうという大惨事。解呪するために、僕とリラリーは協力をすることになった。

しかし……腹黒い僕は、こっそりと薬の小瓶を手に入れていた。これを使って、彼女を惚れさせようと画策する。

彼女が愛するのは、誰なのか。
惚れるか、諦めるか、惚れさせるか、諦めさせるか。
最後に薬を飲むのは、誰だ。

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