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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 節分と『特殊な部隊』  作者: 橋本 直
第二十七章 いつもと違う展開

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123/201

第123話 『女王様』鞭打たれる

 その画面の中でかなめは拷問を受けていた。リンの鞭が容赦なくかなめの露出した肌に次々と打ち込まれる。


『よくもまあ恥ずかしげも無く生きて帰ってこられたものだな!所詮貴様は不良品と言うことだな!それなら不良品らしい扱いをしてやる!破壊される前にそのことを思い知るがいい!』 


 メイリーン将軍ことリンがまさにそれを証明するかのようにかなめから取り上げた鞭を振り下ろしていた。かなめの悲鳴とにんまりと笑うリンの表情が交互に映し出された。大事な部分以外はほぼ全裸と言う姿のリンが胸をはだけたかなめを鞭打つ姿は魔法少女物と言うよりもSMアダルトビデオのようにも見えた。


「これは……ちょっとやりすぎじゃあ……これじゃあ映画の趣旨を誤解する人が沢山出そうな気がするんですけど……」 


 誠は苦笑いを浮かべた。これでは一部の父親達がどう反応して良いのか分からなくなるのではないかと誠は危惧していた。


「これはちょっと地上波じゃ放送できない内容ですね……アメリアさんならレーザーディスクで買いそうですけど。それじゃあ、失礼します!」 


 画面のあまりに壮絶な様に引き時を悟った西とひよこはそのまま部屋を出て行った。


「賢明な判断だな。これ以上異常な画面を純粋なひよこの目に晒すのは良くないことだ。西はさすがに気が回る」 


 西が消えたのを見てそう言うとカウラは再びおはぎに手を伸ばした。


 画面の中ではリンによるかえでへの折檻が続いていた。


 最初は苦痛に身もだえていたかなめだが、次第に的確に秘部を襲うリンの鞭のせいで性的に興奮してきたのかいやらしい喘ぎ声をあげるようになっていた。


「サディストの人ってマゾの気が有るって言うけど……西園寺さんにもマゾの気が有るのかな。西園寺さん、だんだん気持ちよくなってきてるみたいですよ」


 誠はかなめに聞かれたら一撃で射殺されそうなことを平気で言いながらいつまでも続くおはぎの山を処理するため口に放り込む作業を続けていた。



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