○19時間37分
どうもさんです。
絵を描いていると「格好いい感じにしたいな〜」という欲望が疼くときがあります。昨日、続きを描いていたときも格好いいに頭の中を占拠され、悩みまくっておりました。しかし、ふと…居座り続けていた「目指せ格好いい」隊のひとりが気づいてくれたのであります。
「格好いいって何? そもそもオレら持ってんの?」
と。最初から持ち合わせていないものはどう足掻いたって捻り出せるわけがない、それについて勉強していたなら今頃シュッとしたものを描いていたかもしれないが今更である。
そんなこんなで、前回で「ダサくね?」とか書きましたが、ダサいと思われてもいいや〜と、やっぱりその都度その都度描きたいと思ったことを大事に描いていこうと思います。
なので、コリウス風の花という設定で考えてコーティングすることにしました。そのままだとあまりに目立ってしょうがないのです。あとは「なんで光ってんの?」と、絵を見てくれた人が疑問に思えば嬉しいなあ〜と。
サッと見て完結――というよりも一人でもいいから「なんで?」て思って欲しいですね。何であれ全力で描いたものに一瞬でも興味を持たれることは嬉しいものであります。
で、コリウスとは別に広がる昆布の穴に宝石っぽいものを描く案も出していたので、それも描きます。ただ、宝石ではなく、コリウス風の花の蕾……かな? そんな赤丸をところどころに描く。
次に、魔女さんが気になったので色をもう少しハッキリさせます。
わかりにくですが(汗)目の黒とか濃くしました。眉間の辺りとか。
新しいものや修正していると色んな箇所が気になりだしてきますね。やっていて面白いなと思うのが、絵の下側を見ていたはずなのに急に上の方が気になりだす――なんて、自分でも「いきなりどうした?」と思うほどに突如全く違うところが気になって気になって……
気になったので上のモコモコをより青くしました。それで物足りなかったので光らせます。ついでに、なんとなく描いてみようという気持ちが働き、右の画像のように卵の縁を点々しました。
お絵描きに大事なことって「丁寧」かなと思っていたんですが、丁寧に描くことは当たり前にしなければいけないことであって大事も何もないのではと、この文章を書いている今現在に思いました。
私が大事にしなければいけないのは、『なんとなく』な舞い降りた何かであるのではないかと…そのなんとなく描いといた方がいいんじゃないかという感覚が「お絵描きは楽しい」に繋がっていたのであります。
素人の戯言ですけどね、行き詰まったときの、次の取っ掛かりのための、何になるかもわからないけれども進むための印が、私にとっては『なんとなく』であるのではないでしょうか。これを読んで下さっているみんなさんはどうですかね? お絵描きの、自分自身の創作する上で大事なこと――見つけられているでしょうか。
さて、上モコがだいぶ明るくなったところで、なんとなく描いた点々から思いついたものを今度は描き加えていきます。ちなみに今更でありますが、「知ってるよ」て方もきっといらっしゃるでしょうが、完成の下絵はないです。ほぼいつでも下絵はなしの行き当たりばったり見切り発車で、描きながら妄想を膨らませて描いて描き加えて「もうこれ以上は自分には無理だ…」と思ったところで完成とさせています。
今回の24時間ただ描くことを費やしたら何を自分は描けるのか――自分でも何でこれをやりだしたのか深いところまでわかっていなかったのですが、限界を感じたからでしょうかね。他人事みたいに書いてますが、いつの間にか「まあこんなもんか」と無意識に決めてやめていたんだろうな、と。全力で描いているけれどもそれ以上のことはやっていないってことにどこかで悶々としていたのだと思います。やるんだったらやり過ぎを目指したい。今後のお絵描きの目標は――
やり過ぎ万歳!
ということで、線対称定規を使って卵の周りに飾り付けしていきます。ちょうど描いているときに腹が減っていたせいか、チョコレートみたいになってしまいましたがこれも何かの縁(笑)たっぷりチョコレートをかけ、それを3層にします。
なんで3層にしようと思ったかはわかりません! ええ、なんとなくです! なんとなく描いた点々が層の2番目グレーの部分と繋がっています。それを1と3で挟んだだけ。
出来ましたら、琥珀の君の真上をどうするか……
短い右側の方に決めようかと思っていましたが、少し時間を置いてから眺めると面白くなかったので、長めの左側で決定しました。
誰かが見てから「面白いわね」なんて決めるのもアホくさいし、描き終わってからなんやかんや言われても知ったこっちゃないし、というか描いているの最中は自分の物差しでしか測れないので自分が面白いわと思ったことを選ぶのであります。選んで完成したものが――私の作品、私だけの作品なのです。まずは自分で決める。
チョコレートを外側をミルク、内側をビターに染め、触覚部分など被っているところを消しておきます。ポツポツさせているのは、ま、なんとなくです。次の妄想待ちということで……
続く。




