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第65話 『ネガティ部』最大のピンチだなっ!(挿絵有り)

今回は文字数多いです!

すみません......

 や、ヤバいぞ!


 実にヤバいっ!!


 まさか、ネガティ部が『四大茶部』から外される最有力候補とは……


 べ...別に外される事が問題じゃないんだっ!


 『四大茶部』なんて俺からすればどうでも良い事なんだ!

 

 ただ、外れたら部費の十五万を返却しないとダメなのが問題なんだっ!!


 どう考えてもうちの部でアルバイトをしているのは俺だけだし……

 だからといって俺が部費を返却できる訳でも無いからな。


 う―――ん! 

 どうすれば良いんだっ!


 何か言い逃れできる方法は無いのかっ!?

 こらっ! 一矢! 考えろ!


 無い脳みそをフル回転させるんだっ!!



「どうしたんだい? 越智子君と布津野君。さっきから二人でヒソヒソ話をしているかと思えば、今度は二人共ダンマリだな……」


「お二人共、ネガティ部が『四大茶部』から外れるというのはまだ確定ではないので心配するのはまだ早いと思いますよ」


「そうだ。卯馬副会長の言う通りだ。君達が『ネガティ部』として何か活躍、もしくは貢献している事があれば私は『エグゼクティ部』からの要請を断っても良いと思っている」


 え―――っ!?


 活躍、もしくは貢献だって~っ!?

 そ、そ、そんなの……


 ある訳ねぇじゃんかっ!!


 マジでお茶飲んで、みんなの愚痴を聞いたり、悩みを聞いたり、そして俺がみんなに突っ込んだり……


 そういえば最初の頃よりもみんな笑顔で話をする様になったよなぁ......

 子龍先輩の首の角度も俺の前では『三十五度』位になってきたしな!


 ……んっ? ま、待てよ!!


 現在、活躍や貢献している事だけが部活動なのか?


 部活動の本来の目的って、そんな事なのか!?

 いや、違うだろう!

 それだけじゃ無いはずだっ!!



「海藤会長、ちょっといいですか?」


「ん? どうしたんだい? 布津野君......」


「はい。うちの部は確かに他の部とは違って、今は何も活躍も貢献もしていませんが……。未来の世の中に役立つ『人材育成』をやっています。要は『先行投資』みたいなものです!」


「『人材育成』? 『先行投資』? ふーん、それは面白いね。詳しく聞かせてもらおうじゃないか……」


「はい。有難うございます。うちの部は皆さんもご存じの通り、美代部長を始め全員が『ネガティブな性格』の集まりです……」


「という事は、君もそうなのかい?」


「い、いえ。俺は『ネガティブな性格』ではありません。たまたま流れで入部しただけですが、その…『ネガティブな性格』じゃない『普通の性格』…いや、『普通』では無いですが、こんな俺だから余計に分かった事があるんです!」


「ほ~ぅ、何が分かったというのかな?」


「『ネガティ部』の人達は人一倍『優しくて』『繊細で』『思いやりがあって』『人の痛みが分かって』尚且つ『勉強も出来て美男美女揃い』……。ただ、足らないものは『コミュニケーション能力』だけなんです!! もし、こんなに凄い人達が『コミュニケーション能力』まで身に付けて世の中に出たら、どう考えても『最強』だと思いませんか!?」


「まぁ、そうだな。君の言う通り『最強』かもしれないな」


「そうなんです! だから二十数年前にこの学園に『ネガティ部』が創部されたんだと思うんです。そして部活動の中で少しずつ『コミュニケーション能力』を上げていき、そして世の中に出て行っているはずなんです! きっと俺達の先輩達は現在、色々な方面で活躍しているはずです。そして、その代表が『初代ネガティ部部長』の『名染伊学園長』じゃないですかっ!? 当時、俺の親父である『ポジティ部部長』兼『初代ネガティ部副部長』が『ネガティ部』を創った理由じゃないかと俺は今になって思うんです!!」


「……!!!!????」


「ちょっ、ちょっと待ちたまえ布津野君! 今君はサラッと言い流したが、君の父親が『元ポジティ部部長』兼『初代ネガティ部副部長』だって!?」


「は、はい。そうです……」


「フフフ……ハッ…ハッハッハッハッ!! そういう事かっ! 何故、学園長が君を越智子君の付き添いにわざわざ任命したのか良く分かった気がするよ。フーン…なるほどねぇ……」


「えっ? そっ、そうなんですか?」


「あぁ、そして君があの伝説の『ヒトヤン部長』の息子さんだとはなぁ……びっくりだ。でも当時の『ヒトヤン部長』も君みたいな感じだったんだろうと想像はつくがな。越智子君。本当に君は『運』が良いね。『ネガティ部』にとって彼はある意味『救世主』じゃないか」


「あ、はい……。私もそう思います。あの時の『占い』のお陰で一矢君と巡り合えていなかったらと思うとゾッとします……。ほんと、私はいつも一矢君に助けられっぱなしで……『ブス』で『のろま』で『全然頼りなくて』……」



「あ――――――っ!! ず~っと、大人しくしていたら疲れてきたよ~っ!! こんなに大人しくしたのは、もしかしたら『新記録』じゃないのかな~っ!!カイカイ、そうじゃなぁいぃ~ッ!?」


「うるさいぞ天翔!! まだ話の途中だろっ!」


「でも、もう『ヒトヤン君』の話で決まった様なもんじゃないか~っ! どう考えても『ネガティ部』は世の中に必要な部で、尚且つ『四大茶部』にもふさわしいって事じゃないか~っ! まぁ、本当は『ネガティ部』には廃部になってもらって、ミヨミヨもヒトヤン君も『ポジティ部』に入ってもらいたいんだけどねっ! でもヒトヤン君の話を聞いていたら『しばらく』は誘いづらいもんねぇ~っ!」


 しっ、しばらくかよっ!?


「でも、海藤よ~。珍しく俺も天翔と同じ意見だぜ~。どう考えたって『ネガティ部』は『四大茶部』にふさわしいだろ~。それと俺もこの布津野君って子はうちの部にやっぱり欲しいよなぁ~。どう布津野君? 『ネガティ部』はこのまま『四大茶部』として存続するから安心してうちの『アクティ部』においでよ!」


「えっ!? そ、それはお断りします。俺は運動音痴なんで何のお役にも立てませんので」


「え―――っ!! やっぱりダメなの―――っ!?」


「ンアァアもう!! ホンットにうるせぇ二人だな!! ネッチーもテッチーも少しは布津野君の気持ちを考えられねぇのか!? まぁ、お前等の頭じゃまぁ無理だよなぁっ!」


「ちょ、ちょっと待ってよ~っ『バクバク』! なんかこの僕も『テッチー』って『チー』がついているんだけど??」


「あぁ、そうだ。お前の事も見下しているからなっ!」


 ガァ―――――――――――――――――――――ンッ!!!!


「どうだ、布津野君? アタシも君が気に入った。アタシは別に君に『ネガティ部』を辞めろとは言わないよ。どうだろう? うちの『クリエイティ部』と掛け持ちってのはどうだい? だってそうだろ? 君の親父さんも昔、『ポジティ部』と『ネガティ部』を掛け持ちしていたんだから、同じ事じゃないか? そう思わないかい?」


「いっ、いや俺は掛け持ちは無理です! 部活も忙しいですけど、俺はバイトもやってますし…それに毎晩、部員から次から次と『メール』が届きまして……それの対応で一日があっという間に終わってしまうもので……。絵を描くのは昔から好きですが、今はやはり掛け持ちはできないです! す、すみません……、津田部長……」


「ハッハッハッハ! そうかそうか! 君も大変だねぇ~! 部長でも無いのになぁ!? まぁ良いさ。とりあえず今日の所は諦めるよ。だがその代わり、今度ウチの部に遊びには来てくれよな!」


「あっ、はい! 喜んで!!」



「喜んでいるところ申し訳無いのだが、私は『ネガティ部』を『四大茶部』に存続させるとは一言も言っていないぞ」


「えっ!? 駄目なんですかっ!?」

「カイカイ! 僕達が存続に賛成しているんだから、それで良いじゃないか~っ!」

「そうだぞっ、海藤! 今までの流れからして存続じゃないかっ!」

「フン、この『クールメガネ』め……」


「私としても『ネガティ部』の『四大茶部』存続は反対ではない。しかし、要請をしてきた『エグゼクティ部』の連中はかなりプライドが高くてなぁ。そしてほとんどの部員が『大金持ち』ときている……」


「カイカイ! 『大金持ち』なんて関係ないじゃないか~っ!」


「いや、関係無くは無い。彼等の親御さん達のほとんどが、この学園に多額の出資をしているのだ。現在、建設中の『名染伊太大学』等もそうだ。だから彼等の要請を簡単に断ると後でややこしい事になるのも必至! なので彼等が『四大茶部』に入るのを諦める理由を考えなくてはならない……」


 諦める理由?


 そんなプライドの高い連中が諦めてくれる理由なんてあるのかっ!?


「そして私は考えた。誰もが納得する理由……いや、『勝負』をな……」


「『勝負』!? 海藤! 何の『勝負』だよ!? もったいぶらないで早く言えよ!」


「みんな知っているとは思うが、一学期最後の『イベント』は何かな?」


 あっ!


 もしかして『期末テスト』での『総合得点勝負』かっ!?


 それならうちの部員は学年トップクラスばかりだから、絶対に『金持ち集団』なんかには負けないぞ!!


「『名染伊太球技大会』……」


 えっ!?


 『名染伊太球技大会』だって?……


「一学期最後のイベント『名染伊太球技大会』にて『ネガティ部』対『エグゼクティ部』による『特別競技』として『ドッジボール対決』をしてもらう事にする!勝った方が『四大茶部』だっ!!」



 ドッ、ドド、ドッドォ、ドッジボール対決だと――――――――――――――っ!!??


 俺、さっき運動音痴って言ったばかりだよなぁぁ――――――――――――――――っ!!!!


挿絵(By みてみん)

お読み頂きありがとうございます。

ブクマも少しずつ増えてきて嬉しいです。

でも評価はまだまだですねぇ......

もし評価し忘れている方おられましたら是非とも評価宜しくお願い致しますm(__)m


そして『名染伊太球技大会』からの『ドッジボール対決』

果たしてどうなるのか!?

乞うご期待です(^_-)-☆

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