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第63話 元気に爆発だっ!(挿絵有り)

生徒会長&副会長の名前が分かった前回......

果たして残る二人の名前は!?

挿絵(By みてみん)


「エリート街道にキャリアウーマン……」


「ん? 布津野君、何か言ったかい?」


「えっ!? いっ、いえ、別に何でもないですよ!」


 やべぇ……思わず声に出してしまったぜ。しかし、さすが生徒会の人達だけあって、二人共凄い名前だなっ!


「私達の自己紹介が終わったから次が根津にぃと津田くん、自己紹介をしてくれるかな」


「オッケー! それじゃぁ俺から自己紹介をするぜっ! 俺は三年の『アクティ部』部長『根津元気ねずげんき』っていうんだ。趣味はスポーツ全般で、好きな食べ物は『プリン』だな。そして俺の座右の銘は『寝たら損』なんだけど、布津野君はいつも何時間くらい寝ているんだ?」


「えっ? 俺ですか……。俺はだいたい三、四時間くらいですかね……」


 毎晩、みんなのライン攻撃のお陰で俺はいつも寝不足だぜっ! ほんと、何とかならないものか!?


「おっ! まぁまぁだね。俺は毎日睡眠は二時間! って決めているんだよ。もし寝ている間に何か面白い事が起こったらメチャクチャ後悔するじゃない? だから俺はできるだけ起きている様にしているんだ!! でも君はやっぱりうちの部向きだなぁ! 『普通の子』が毎日、三、四時間しか睡眠をとらないなんて、それは少し『異常な子』だね」


 アンタの方がよっぽど異常だろっ!!


ってか、『普通の子』と言われるより『異常な子』って言われる方が心が落ち着くのは何でだろうか!? ……。やはり俺は『異常な子』なのか!? それにこの人、『寝ている間に面白い事があったら後悔する』って、どこかの『お笑い怪獣』と同じ事言ってるよな!?


 それと、肝心な根津部長のフルネームは『根津 元気』って言うんだな。


んっ? 待てよ!


『ねず げんき』……。『ねずにぃ げんき』……。『寝ずに元気』……

 あぁ〜ハイハイ、わかりました~。参りました~っ!!



「オイッ! 『ネッチー』! アンタの自己紹介はもう良いから!早くアタシに自己紹介させなさいよ!」


「おっ! ゴメンゴメ~ン、津田ちゃん。そんなに怒らないでよ~。ホント、君は気が短いよね~……」


「当たり前だ! 気が長い芸術家なんて、そんな奴は二流だ!」


 この人、さっきからちょっと怖いんだよなぁ……。身長はテルマ先輩並みに小柄だけど見た目は、何とも言えないような髪色のショートカットと思いきや、実は後ろ髪は太ももの方まで伸びてるし、前髪長すぎて口しか見えないし、服装も乱れているし……


それと、さっきから美代部長の事は『オッチー』、根津部長の事は『ネッチー』って呼んでたよな。この人は最後に『チー』をつけて名前を呼ぶ癖があるんだろうなっ!


 それじゃぁ、俺の事はどう呼ぶんだろうか? 『フッチー』かな? それとも『ヒッチー』かな? 少し楽しみでもあるな……



「で? 君は『布津野君』って言ったっけか?」


「へっ? ……。あっ、はい……」


「ん…? 何だ? その残念そうな顔は?」


「い、いえ。まさか津田部長に普通に『布津野君』って呼ばれるとは思っていなかったもので……」


「ハッハッハッハ !そういう事か! いや、アタシは誰彼無しに名前に『チー』を付けている訳では無いんだぞっ!」


「えっ? そうなんですか?」


「あぁ、そうだ。私が名前に『チー』を付けて呼ぶ奴等は私が見下している奴等だけなのさ! アーハッハッハッハ~!」


「えっ? じゃあ、私は津田さんから……」


「え―――っ!? 津田ちゃん。そうなの~っ!? 俺、津田ちゃんに見下されてたの~っ!?」


「あぁ、そうだ。今まで気付かなかったのか? 相変わらずスポーツ以外はダメな奴だな。でも『ネッチー』の事をそう呼ぶようになったのは最近だけどな……」


「だよな~? だから俺は津田ちゃんがついに俺の事を『友達』として認めてくれたのかと密かに喜んでいたのに……」


「まぁ、アタシも去年までの『ネッチー』は運動部の奴等よりも運動ができるという面では一目置いていたけどさ……。でもアンタさぁ~……」


「でも何!?」


「でもアンタ、『ダブり』じゃん! 本当はこの場所にいるのもおかしいよな? アタシは勉強できない奴は好きになれないんだよ!」


 ガ―――――――――ンッ!!!!


 わぁ、さすがにあれだけ元気のあった根津部長でもショックがデカすぎてテーブルの上で頭を抱えているぞ!かなり凹んだんだろうな……。


 グ―――ッ……。グ―――ッ……


 ????


 バシィッ!!


「こらぁっ!! 『ネッチー』!!落ち込む振りをして、寝てるんじゃねぇよっ!!」


 根津部長。ねっ、寝てたのか――――――いっ!!


「で、布津野君。アタシは君の事は色々と聞いて少しは知っているんだよ。君が『普通の奴』から『なんか凄い普通の奴』に昇格したことや……」


 俺、『昇格』してたのかっ!?


「『ネガティ部』の中で現在、居ないと困る存在になっている事や、君は絵を描くのは得意だが今までコンテストで『努力賞』『特別賞』『佳作』しか受賞した事が無いってのも……」


 なっ、何で俺の中途半端な『絵』の遍歴まで知ってんだよっ!? っていうか、その情報関係なくない!? 俺だけがめっちゃ恥ずかしいだけなんですけど……!!


「そういう事でアタシは布津野君の事を『今は』それなりに認めているから『チー』は付けないのさ。まぁ『今』は、な……」



「ところで津田君。そろそろ自己紹介をしてくれないか? 早く総会を始めたいんだが……」


「ちょっと待てよ。『海藤』! アンタに言われなくても今から言うところなんだよ! ホント、アンタは『クールメガネ』だなっ!!」


 こ、この場合、津田部長は海藤会長の事を認めているから『海藤』と呼ぶのか、それとも見下しているから『クールメガネ』と呼んでいるのか。一体、どっちなんだろうか!?


「アタシの名前は『津田つだ 獏葉ばくは』。プロの『イラストレーター』をやっている。まぁ、たまに油絵も描くが、うちの部にアタシよりも絵画をやらせたら右に出るものがいない奴が居るからアタシは最近は描いていない。あと、『ネッチー』と同じくアタシにも座右の銘がある!」


「はぁ……。座右の銘ですか……?」


「そうだ! あたしの座右の銘は『芸術は爆発だ』だっ!!」


 全っ然、意味分からんわっ!!


 ん?……。でも待てよ?……


『つだ ばくは』……。『ばくは つだ』……


芸術は……『ばくはつだ』…………


まさに、『芸術は爆発だ』じゃねぇかっ!!



もっ、もう勘弁してくれ~っ!!お腹一杯だってば――――――――――――っ!!!!


お読み頂き有難うございます。

これで『生徒会役員』&『四大茶部部長』の名前が出揃いました!

海藤会長もやっと総会を始められますね(笑)

しかし今回の総会の議題は......『ネガティ部』存続の危機が訪れる!?

次回をお楽しみに!!

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