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第167話 『首謀者』だの『奇跡の年』ってどういう事だ!?

「津田先輩、ここはこの色で良いですかぁ?」


「ああ、それで良いぞ。さすが布津野君はセンスがあるなぁ……。だてに今まで『佳作』などを総なめにしてきただけのことはある!!」


「だっ…だから、津田先輩!! 俺の恥ずかしい過去をほじくり返すのは止めてもらえませんか!?」


「ハッハッハッハ!! 別に構わないじゃなにか。誰もが『佳作』や『努力賞』を取れるもんじゃないんだからな。それに考え方を変えれば『伸びしろ』があるってことなんだ。だから恥ずかしいことなんて無いんだよ」


「は…はぁ……」


 さすがは津田先輩だよな。言ってることが俺の心にめちゃくちゃ響いたぜ!!

 やっぱ、この人は『一流』だ……それに前髪を上げている時の津田先輩の顔は『少女漫画のヒロイン』みたいに輝いているぞ!!


 ちゅっ…注視できないくらいだ……



「おっ、いたいた……。布津野君、ご苦労様!! ちょっといいかな?」


「えっ? ああ、井羅須戸部長……。俺になんか用っすか?」


「こらっ、れなっち!! せっかくのアタシと布津野君の『二人の世界』を邪魔するんじゃないよ!!」


 津田先輩!? ふ…二人の世界だなんて……めっちゃ照れるんですけど……


「津田先輩、別に私は二人の邪魔をする気は無いですけど……そんな事よりも布津野君? 明日、うちの『ファッション担当』の恵須部亜尼えすべあに黒井由似くろいゆにを『ネガティ部』の部室に連れて行きたいのだが、大丈夫かな?」


「えっ? は…はい!! 全然構わないですよ!! それにそろそろ『コスプレ衣装』の話し合いもしないといけませんもんね?」


「そうなんだよ。君の部の顧問の久地川先生から、これまた難しい『コスプレ衣装』の依頼があったからな。うちの二人も何度か打ち合わせをやりたいと言っているんだよ。それでは明日、『ネガティ部』の部室に連れて行くからよろしく頼むよ」


「はい、了解です!!」


 あっ、そうだ!! 思い出した!!


「井羅須戸部長、ちょっと待ってもらえますか!?」


「ん? 何だい、布津野君?」


「い…いや、あのですねぇ……一つお聞きしたい事がありまして……」


「ほう……。で、何を聞きたいんだい?」


 うーん……思わず引き留めてしまった以上、あの事を聞かない訳にはいかなくなってしまった……


「じ…実はですねぇ……俺、こないだの土曜日に『水族館』に行ったんですが……」


「えっ!? す…『水族館』に!?」


 なんだ? 少し驚いた感じがしたぞ。


「はい……。もう一つ言えば、少し前になりますが『ショッピングモール』の『ヒトミン』にある映画館で『ホラー映画』を観ていた事もあったんですが……」


「えーっ!? 『ヒトミン』の映画館で『ホラー映画』ですって!?」


 オイオイ、めっちゃ顔を赤くして更に驚いている感じがするのだが……


「はい、それでですねえ……俺が聞きたい事と言うのはですねぇ……」


「あ――――――っ!! 大事な用事を思い出したぞっ!! これは急いで部室に戻らなければ!! 布津野君、悪いがその話は今度にしてくれないか!? いや、悪いな!! それじゃあ、私は急ぐから!!」


 え――――――つ!!??

 逃げられちまったぞぉぉおお!!


 メチャクチャ怪しいじゃねぇか!!



「なんだ今のれなっちは? 変な奴だな……。まぁ、どうでもいい事だけどな。それよりも布津野君、早く『二人の世界』に戻る事にしよう!!」


「津田先輩!! 変な表現の仕方は止めてくださいよ!? 変な誤解を招いたら津田先輩も困るでしょ!?」


「へっ? アタシは全然、困りはしないけどな……むしろ誤解された方が面白いかもしれないぞ!! ハッハッハッハ!!」


 いや、俺は面白くないですから!!



「おーっ!! お二人さん、頑張ってるね~っ!?」


「あっ? 根津先輩、お疲れ様です!!」


「何だ、ねずっち!? 冷やかしに来たのかい!?」


「違う違う!! 報告に来たんだよ~っ!! 相変わらず津田ちゃんは怖いなぁ……」


「報告? 何の報告だい?」


「実はさぁ……今度の『学園祭』に俺の親父も福岡から来るそうなんだよ」


「ほぉ、ねづっちの親父さんも来るのかい?」


「おっ!! その言い方はもしかして……」


「ああ、そうさ。アタシの親父もわざわざ北海道から『学園祭』に来るそうだ。まぁ、アタシにとっては最後の『学園祭』っていうのもあるけどさ、どうも『招集』がかかったみたいなんだ」


 しょっ…『招集』?

 どういう意味だ??


「ハッハッハッハ!! やはりそうかぁぁ。そりゃあ、今年はそうなるよなぁ? なんてったって今年は『奇跡』の様な年だからねぇぇ」


 『奇跡』の様な年??

 さっきから二人の会話の意味が分からねぇ……


「他にも召集がかかっているみたいだぞ!! まぁ、だからアタシはこの壁一面に今まで出会った人間を全て描く気になったんだからね!! そして親父に観てもらいたいのさ……」


「ハッハッハッハ!! そういう事だったのか~っ!! ソレで納得できたよ!! 壁画の完成がめちゃくちゃ楽しみだよ~っ!!」



「あ…あのぉぉ……先程からのお二人の会話の意味がよく分からないのですが……もしよろしければ俺にも教えてもらえませんか?」


「ハッハッハッハ!! そうだね。っていうか布津野君は何も聞いていないのかい?」


「えっ? 何をですか? それと誰からですか?」


「ふーん……そうなんだぁ……。まぁ、君の親父さんらしいと言えばそうなんだが……」


「えっ!? うちの親父が絡んでいるんですか!?」


 親父が『学園祭』に母さんと一緒に来るのは知っているけど、別に他は何も言っていなかったぞ……もしかしてまた何か企んでいるのか!?


「布津野君の親父さんが絡んでいるというよりも、ハッキリ言って『首謀者』だよ!!」


「おっ…俺の親父が『首謀者』ですか!? はぁ……やっぱり……」


「ハッハッハッハ!! 別にため息をつく必要は無いぞ、布津野君!!」


「そうそう、布津野君が落ち込むことは全然無いぞ。逆にアタシ達は君の親父さんには感謝しているくらいだからね!! 『丘司那一志』のお陰で今のアタシ達がある様なものだから」


「ど…どういう事何ですか!?」


「君は知らないみたいだけどね……アタシの親父もねづっちの親父さんもこの学園の卒業生でねぇ……そして『元ポジティ部 部員』なんだよ」


「えーーーっ!? そっ…そうなんですか!?」


「驚くのはまだ早いぞ、布津野君!!」


「えっ? まだ何かあるんですか!?」


「大ありだよ~っ!! 俺の親父と津田ちゃんの親父さん、名染伊学園長とそして君の親父さんの四人が何を隠そう『初代四大茶部部長』なのさっ!!」



 えっ、え――――――――――――――――――っ!!??


お読みいただきありがとうございました。


津田先輩の手伝いをしている一矢の元に根津先輩が.....


そして根津先輩や津田先輩から衝撃の事実を知らされることに!!


『伝説の学園祭』に向けてしばらく『学園祭準部編』をお楽しみください!!

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