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第120話 私、変わりたいんです!

突如現れた『テンテン部長』に似た少年!!

一体、彼は何者!?

「なっ…何だ!? この天翔部長並みの『テンション』の高い奴は!?」


「あれ? 皆さん、反応が悪いですねぇぇ? 僕、なんかおかしな事言いましたかぁぁ!?」


「『掛端かけはし君』……。みんな、アナタの声が大き過ぎて驚いているのと、天翔部長だと思ったら実は違う奴が来たと思って、どう反応すれば良いか戸惑ってるのよ」


 前妻木先輩、ソレ正解!!


「えっ? そうなんですか皆さん? 僕、天翔部長に似てましたか? それはそれでメチャクチャ嬉しいんですが!!」


 あの天翔部長に似ていて嬉しいのかよっ!?


「皆さん、遅くなりました。私が『ポジティ部 新部長』の前妻木奈子まえむきなこです。そして隣にいる『テンション』の高い子が『副部長』の一年『掛端 英孝(かけはし えいこう』と言います。どうぞ宜しくお願い致します……」


「宜しくっスぅぅぅ!!」


 こ…こいつ、一年だと!? こんな奴いたか??

 夏休みの『夏合宿』の時もこんな奴いなかったぞ!!

 それに、こんな『テンション』の高い奴なら絶対に学校で一度や二度は見かけているはずだ!!


 それに何故か天翔部長が来ていないし……

 何でだろう……?


「あのぉぉ……。前妻木先輩? 色々とお聞きしたい事があるんですが……」


「フフ、そうね。布津野君なら聞きたい事はたくさんあるかもね……」


「君があの有名な布津野君かぁぁぁ!! これからよろしく頼むよぉぉぉ!!」


「えっ? あぁ……、こちらこそよろしくな……」


「ハッハッハッハ!! またとんでもない奴が『ポジティ部』の『副部長』になったものだな!! それに『テッチー』にもよく似ているしな……、これで『新体制』のお前達も楽しく活動出来そうだなっ!!」


 つっ…津田部長、他人事だと思って……

 どの部の人達も一癖も二癖もある人ばかりじゃないか!!

 マジで『普通』なのは前妻木先輩だけだぜっ!!


「ひっ…一矢君……。私、ますます不安になってきたんだけど……。もう現時点で私の『悩み事』は二十件くらいになったわよ……」


「え――――――っ!? もう、そんなにもですかっ!?」


「な…菜弥美ちゃん、だ…大丈夫ですよ……多分……」


 みっ…美代部長!? 今、しゃべった後、顔を背けましたよね!?


「菜弥美先輩、『悩み事』はこれから俺達二人でボチボチと解決していきましょう!! だから不安がらなくても大丈夫です!! 多分……」


「えっ!? ふっ、『二人で解決』!? (ポッ) わ…分かったわ一矢君……。そうよね。まだ『新体制』が始まってもいない時からウジウジ不安がってる場合じゃないわよね? 有難う一矢君。私、頑張るわ!!」


「その意気よ、菜弥美。私もいるんだから心配しないで」


「そ…そうよね、奈子……。とても心強いわ……」



「と…ところで前妻木先輩? 天翔部長はどうされたんですか?」


「あぁ、部長は昨日から『入院』してるわよ」


「 「 「 え――――――っ!?」 」 」


「まっ…また入院ですかっ!? もしかして病名は……」


「うん、『急性胃潰瘍きゅうせいいかいよう』よ……」


 あの人は『ポジティ部 部長』なのに身体が弱いのかメンタルが弱いのかどっちなんだ!?


「で、掛端君が代わりに退院してきた形になったわね……」


「えっ? ちょっと待ってくださいよ!? 今、掛端が退院って言いました?」


「そうよ。この子もこないだまで『入院』してたの。それも天翔部長と同じ『急性胃潰瘍』でね……」


「ポッ…『ポジティ部』大丈夫なんですか!? どう考えても『ポジティブ』な人がなる様な病気だとは思えないんですが!!」


「大丈夫だよ、布津野君!! もう僕はピンピンしているからさっ!! それに僕は天翔さんの事を凄く尊敬しているんだ!! だから僕は天翔さんの意思を引き継いで精一杯頑張るから、これからよろしく頼むよ~っ!!」


 天翔部長の意思って何だよ!?

 そんなのあったのか!?


「あ…あぁ、よろしくな……」


「いずれにしても布津野君達、これからよろしくね。菜弥美、一緒に頑張りましょうね」


「うん、頑張ろうね。奈子!!」




 ガラッ…ガラガラッ


「フフフ……。ようやく本日の『主役』の登場だな……」


「す…すみません、遅くなりました……」


「おう、聖香。遅かったじゃないか? なんかあったのか?」


「え? う…うん……。いやちょっと仙道先輩が……」


「ゴメンゴメン皆さん!! ちょっと急にお腹が痛くなっちゃってさぁぁぁ……。べ…別に念願の『生徒会』に入れて、今日の『総会出席』の事を考えたらドンドン緊張してきてお腹が痛くなった訳じゃないからねぇぇぇ!!」


 いや、きっとそうだろ……

 ってか、どんだけ『生徒会』に入りたかったんだよ!?


 しかし今、この『生徒会室』にはまともな人間が少な過ぎる様な気がするのは俺だけなのか?


「仙道先輩、初めまして~っ!! 僕は『ポジティ部 次期副部長』の『掛端かけはし 英孝えいこう』って言います。なんだか仙道先輩を見ていると『キャラ』が被ってるところが有りそうで非常に嫌なんですけどね~っ!!」


「ハッハッハッハ!! それはこっちのセリフだよぉぉぉ!! あまり僕に近づかないでくれるかなぁぁぁ!!」


 うわぁぁぁ!! 何、この会話?

 全然、どうでもいい会話だわぁぁぁ……



「それじゃあ、ようやく全員が揃ったところで今期最後の『四大茶部総会』を開催するとしようか……。皆、席につきたまえ……。それと津田君は決してテーブルの上に足を乗せるんじゃないぞ」


「フンッ、うるせぇよ、この『クールメガネ』!! アタシはお前の指図は聞かないよ!!」


「おっ!! さすが姉貴、カッコイイな!!」


「フンッ、当たり前だ!! 『三流』のお前に褒められても全然嬉しくないぜっ!!」


「オイオイ、津田ちゃん!! 弟に冷たすぎじゃないかい!?」


「余計なお世話だ、ネッチー!! そんな事より、アンタはちゃんと来年、卒業できるのか!?」


「うっ!! ハ…ハハ……。あ…当たり前じゃないか津田ちゃん……。今回は大丈夫に決まってるじゃないか……多分だけど……」


「根津部長!! ホント、頼みますよ!! せっかく俺、来月から部長なのに来年も根津部長が『アクティ部』に残ってたらうっとおしくて仕方が無いですからっ!!」


「オイオイオイッ!? 帝琉ている!! そんなにハッキリ言わないでくれるかな!? 俺、悲しくて涙が出ちゃうよ……」


「根津部長? 私が勉強見てあげましょうか……?」


「一年の羽和ちゃんに勉強見て貰わないといけない時点で俺は『留年』確定だよぉぉ!!」


「あ…あのぉぉ……? 根津さん、もしよろしければ私が勉強見させていただきましょうか……?」


 えっ!? 美代部長、マジですかっ!?


「え――――――っ!? いいのかい、越智子ちゃん!?」


「はい、私でよろしければ……。ただ『お昼休み限定』でよろしければ……」


「うわぁぁああ!! そっ…それで十分だよ!! 『学年一位』の越智子ちゃんに勉強を教えてもらえるなんて、もう俺は今、死んでもいいよ~っ!!」


「じゃぁ、今死ね。早く死ね!!!!」


「津田ちゃん、ひどすぎるよっ!! 俺は絶対に死なん!!」


「みっ…美代部長!? 本当に良いんですか!? 屋上での弁当タイムはどうされるんですか!? 俺、美代部長がいないと嫌ですよ!!」


「(ポッ)だ…大丈夫ですよ、一矢君……。屋上でお弁当を食べ終えてから根津さんのクラスに行ってお勉強を見るつもりですから……」


「で…でも……」


「一矢君……。私、卒業する前に自分を変えたいんです……。少しでも色んな方とお話して、『コミュニケーション能力』を高めたいんです。それには根津さんは私みたいな『ネガティブな性格』にとっては、もってこいの性格の方だと思ったんです……」


 なるほどなぁ……

 あの美代部長が自分を変えようと頑張ろうとしているのを、俺なんかが邪魔する訳にはいかないよな……


 逆に応援しないと……


「分かりました、美代部長!! 昼休みに美代部長とお話出来ないのは寂しいですけど、俺、我慢します!! そして応援します!! 頑張ってくださいね!!」


「あっ、一矢君達とお話出来ないのは嫌なので、昼休み残り十分くらいだけにさせていただきますね」



「 「 「 「えっ、え――――――っ!?」 」 」 」


お読みいただきありがとうございました。


今回で一通りの『新キャラ』が出揃いました!!

次回からは通常回?

というか、いつになったら『総会』が開催されるのでしょうか(笑)


という事で次回もお楽しみに(^_-)-☆

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