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第112話 今日はモブキャラのセリフが多いな!(挿絵有り)

タイトルの通りです(笑)


って事で遂に『作戦開始』です!!

「しっ…子龍君が教壇の方に向かって歩いているわ!!」


「でも、顔が黒板の方を向いているから少し残念ね……」


「あっ!? 黒板の中央で立ち止まったわよ!?」


「一体、何をするつもりなのかしら……?」


「そんな事よりも、コッチに顔を向けてくれないかしら……」



 よしよし、女子達の反応は予想通りだぞ。

 なかなか良い感じだな。


 子龍先輩、頑張ってくれ!!

 この作戦はまだ始まったばかりだからなっ!!


「あっ!? 子龍君がチョークを持ったわよっ!?」


「黒板に何か書くのかしら??」


「な…何を書くんだろう……??」


 カッカッカッ カッカッカッカッ



「ん? なになに? 『生徒会長候補、一年の和久塁聖香に清き一票を!』ですって!?」


「あっ…あのイケメン野郎、うちの教室の黒板に何て事を書きやがるんだ!!」


 子龍先輩、ここからが今回の『本当の仕事』ですよっ!!


 クルッ


「 「 「 キャ――――――っ!! しっ、子龍君が!!……」 」 」


「 「 「 体は出口に向いているけど顔は正面を向いているわっ!!」 」 」


「久しぶりに子龍君の顔をまともに見た様な気がするわ……」


「やっぱり超イケメンよねぇ……」

 

 そして最後に子龍先輩、『アレ』をお願いしますよっ!!

 さぁ、トドメを刺してください!!



 トコトコトコ……ピタ


「子龍君が立ち止まったわ!?」


 ニッ…ニッ…ニコッ……


 トコトコトコ……ガラッ…ガラガラッ……ピシャッ



 !!!!!!!!!!


「 「 「あっ…あっ…あの子龍君が……!!??」 」 」


「 「 「ニコッて微笑んでくれたわ――――――っ!!」 」 」


「キャーキャー!! こっ…これは事件だわぁぁぁぁ!!」


「わっ…私、もう気絶しそう!!」


「来年卒業なんて嫌よ!! 私、留年しようかしら!?」




「しかし何で、仁見が黒板にこんな事を書くんだ?」


「和久塁って子と仁見はどういう関係なんだ?」


「たしか、一学期の『ドッチボール対決』の時に、その和久塁って子は『ネガティ部』チームに入ってたんじゃなかったか?」


「って事は、『ネガティ部』はその和久塁って子を『生徒会長』に推しているって事だよな!?」


「フンッ! 俺は『野球部』だからな。『イニシアティ部』には今まで応援でお世話になってきたしさ、やっぱ二年の『仙道』に投票するぜ!!」


「そうだよな。俺も同じだよ。こんな仁見が書いた文字なんか、とっとと消してやろうぜ!!」


「おう、そうだな!!」


「あっ…アンタ達、何を言ってるのよ!!」


「 「 へっ?? 」 」


「あの子龍君が書いた、とても『貴重』な文字なのよ!! 絶対に誰にも消させないからねっ!! このままにしておきなさいよ!!」


「え――――――っ!? じゅっ…授業はどうすんだよ!? こんな黒板のど真ん中に書かれたら、絶対先生だって消すと思うぜ!!」


「 「 「 先生だろうが誰だろうが、絶対に消させないわ!!!!」 」 」


「 「 「 じょっ…女子こえぇぇぇ!!!!」 」 」



「子龍君が書いた『和久塁 聖香』って子は今度の会長候補の一人の子よね? あの『恥ずかしがり屋』の子龍君がこの子に『清き一票を!』って言葉には出し辛いから、ワザワザ私達にお願いする為に書いて行ってくれたのよね?」


「そっ…そうよね!? そうに違いないわ!! 子龍君、とても頑張ったよね?」


「だったら私達は、子龍君の頑張りに応える『義務』があるわよね!?」


「 「 「 あるあるあるある~っ!!!!」 」 」


 

 よしっ、良いぞっ!!

 

 三年一組女子達の反応は俺の期待通りの反応だぞ!!


「子龍先輩、お疲れ様でした!!」


「あ…有難う一矢君……。しかし緊張したなぁ……。あんなに皆から注目されるとは思わなかったよ。で、僕がアレをした事で何か意味があるのかい? 聖香ちゃんの応援に役に立ったのかな?」


「えぇ、メチャクチャ役に立ちましたよ!! 自信を持ってください、子龍先輩!! さぁ、次は三年二組の教室に行きますよ!!」


「うわぁぁぁ、今の様な事をあと五十一回もやらないといけないのかぁ……。僕の精神状態がもつんだろうか……」



 そう、俺の考えた『作戦』はただ『ネガティ部部員』が各クラスを周り、黒板に『和久塁聖香に清き一票を!』と書くだけ……


 ただし、ここで大事なのは先輩達がクラスの人達に向かって『ニコッ』と笑顔を見せてから立ち去って行くという事だ。


 美代部長達女性陣は男子生徒に向け、そして子龍先輩は女子生徒に向けて……


 特に子龍先輩の役割は重要なんだ。

 うちは女子部員が多いから手分けして各クラスを回れるが、男子部員は俺を除けば子龍先輩だけ……


 もう皆は気付いているとは思うけど、聖香が票を稼ぐには『仙道先輩』寄りの女子生徒達をこちら側にする必要があるって事さ。


 という事はだ、必然的に本人は気付いていないが子龍先輩の『超イケメン力』を利用するしか無いって事なんだ。


 案の定、今の三年一組の女子生徒達は子龍先輩の微笑みでイチコロになっただろ?

 

 恐らく『仙道先輩』に投票しようとしていた女子も結構な割合で聖香に一票入れてくれるんじゃないだろうか。


 それだけウチの『部員』達は魅力があって、学園の生徒達からも人気があるって事さ。

 『性格』以外の部分だけっていう見方もできるけども……


 まぁ、残念なのは紅伊奈を除いて、その事を誰も分かっていないって事だな!!

 

 でも、もし本人達が自分の魅力を分かっていたらこんな『ネガティ部』なんて部は必要が無いのかもしれないけども……



 さぁ、次は舞奈の番だぜ!!


「舞奈、よろしく頼むな!」


「わっ…分かってるわよ!! 子龍先輩に出来て私に出来ないはずが無いじゃないの!! で…でも私が子龍先輩と同じ事をやって、何か効果があるのかしら?」


「まっ…まぁ、そんな細かい事は気にするな舞奈!! お前は何も考えずに聖香の為に子龍先輩と同じ事をやってくれれば良いんだよ」


「わ…分かったわ……。私、聖香の為に頑張るから!!」


「舞奈!! 帰り際の男子生徒に向ての『ニコッ』を忘れるんじゃないぞ!!」


「わっ…分かってるわよ!! でも本当はそれが一番苦痛なんだけど……」




 ガラッ…ガラガラッ


「 「 「 うわぁぁぁ、何だ!? 次は『ネガティ部一年』の『桃色ナイスバディ』が入って来たぞっ!!??」 」 」


 もっ…『桃色ナイスバディ』って何よ!!??


 一瞬、『誉め言葉』に聞こえるかもしれないけど、きっと私が太っている事への『当てつけ的』な言い方をしてるんじゃないの!? えぇ、きっとそうよ!!


 もしかしたら、一矢も陰では同じ事を言ってるんじゃないの!?


 じゃあ、私と体型が似ている紅伊奈は何て言われているのかしら?

『黒色ナイスバディ』って言われているのかな?


 う〜〜〜〜ん……


 私も紅伊奈に負けないくらい、『ダイエット』頑張らないと……

 そして、皆から『桃色スリムバディ』って言わせてみせるんだから!!


 ひ…一矢も、そう言ってくれるかな……?







 【一年一組にて】


 ガラッ…ガラガラッ


 !!??


「 「 「 あ――――――っ!! あの人は『ネガティ部二年 金髪美少女小悪魔天使』でお馴染みの『木西テルマ先輩』じゃないのか!!??」 」 」


 お…『お馴染みの』ってどういう事なの?


 前に『合宿』で『エグゼクティ部』の関西弁の人に同じ事を言われたけど、もしかしたら私は陰で皆から『金髪美少女小悪魔天使』って言われているのかしら……?


 とっても気になる……。そして皆の視線が更に気になる……

 あぁ、もうお家に帰りたい……


 い…いずれにしてもアレね……


 『小悪魔』なのか『天使』なのか、それだけはハッキリしてもらいたいわね……




 キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン……



 

 【放課後のネガティ部部室にて】




「 「 「 ふああぁぁぁぁぁぁ…………疲れた~~~っ!!!! 」 」 」


 グッタリィィィィ~~~~…………


 うわぁぁぁぁ!!


 皆、今日は『業間休み』の度に慣れない事をやったから、メチャクチャ疲れ切ってグッタリしているぞ!!



「みっ…皆さん、本当にお疲れ様でした。今日一日で結構回れましたよね?」


「ひっ…一矢……」


「何だ、舞奈?」


「私は今日、三年生の教室を四クラス回ったけど、行くとこ行くとこで男子達が私の事を『桃色ナイスバディ』って言ってたんだけど、ひ…一矢も陰で同じことを言ってるの……?」


「バッ…バカな事を言うなよ!! お…俺がそんな事を言う訳が無いじゃないか!!」


 皆が言っている事に『賛同』はしているけどな!!


「そ…そうよね? まさか一矢までが、そんな事を言うはずも無いし、思ってもいないわよね?」


 舞奈、すまん!! ホントは思ってる……


「うっ、あ…当たり前じゃないかぁぁ……」


「なら良いわ……。でも私、これから本気で『ダイエット』頑張って、皆から『桃色スリムバディ』って言わせてやろうと決意したの」


「えっ、そうなのか? 舞奈が『スリムバディ』になったら、その『巨乳』までスリムになってしまうのか!? そ…それは非常に勿体ないと俺は思うんだが……あ!?……しっ…しまった!!…………」


「(カーッ)ひ…一矢……。私の胸を『巨乳』って……。い…いつもそんな目で私を見ていたのね……? こっ…この『普通の変態』!!!!」


 

 別に『変態』に『普通』はいらないだろうが!? 

 でっ…でも『変態』だけも嫌だな!!


 っていうか、今日はこんな終わり方なのか――――――っ!!??


挿絵(By みてみん)


お読みいただきありがとうございました。


一矢が考えた作戦はこうい事でした(笑)

皆さん、予想通りでしたか?


次回は遂に謎の『イニシアティ部』&『仙道一番』が登場するかもです。

どうぞ次回もお楽しみに~


また感想やレビューなど頂けると嬉しいです。

宜しくお願い致しますm(__)m

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