第108話 生徒会長に立候補だって!?(挿絵有り)
遂に『ネガティ部次期部長』が『大石 菜弥美』に決まりました。
これで一番の案件を解決できたのもつかの間......?
「み…みんな……。来月から宜しくお願いします!! わ…私、頑張るからっ!!」
おぉぉぉ!! パチパチパチパチ~~~~
はぁぁぁぁぁ……
色々ハプニングはあったけど、どうにかこうにか次の『部長』が決まってホッとしたぜ……
「一矢君……」
「はい、何ですか? 菜弥美先輩……」
「来月から更に一矢君には助けてもらわないといけない事が多いと思うけど、これからも宜しくね」
「は…はい!! 『任せてください』とは言いにくいですけど、一緒に頑張って行きましょう!!」
「菜弥美いいなぁぁ……」
「テルマ……」
「私の性格がママに似てたらなぁ……。身長もだけど性格もパパに似ちゃったから……」
「へっ? テルマ先輩のお母さんは『気にし無い性格』なんですか?」
「そうね。ママは私とは真逆で『気にしなさ過ぎな性格』だわ……。小さい頃はその性格が嫌で何度も衝突したけど……。今になって思えばその性格の方が人生楽しく生きていけるのになぁ〜って……」
「なっ…何を言ってるんですかテルマ先輩!? 人生なんてこれからじゃないですか!! それにテルマ先輩の『気にし過ぎる性格』って俺は嫌いじゃないですよ!! だってそうじゃないですか? 『気にし過ぎる』って事は周りを良く見れてるって事ですし、気遣いも人一倍出来るって事だと思うんですよ!!」
「そ…そうなの?」
「えぇ、そうです!! テルマ先輩は『部長』に向いていないだけで、一人の女の子として言えば『最高の女の子』ですから、もっと自信を持ってください!!」
本当は『最高の金髪美少女小悪魔天使』って言いたいんだけどな!!
「さ…『最高の女の子』……。(ポッ)……ひ…一矢君……。アナタ少し褒め過ぎよ……。そんなに褒めても何も出ないんだからね……(ポッ)……」
「ひっ…一矢君、私も少し褒めてくれないかしら?」
「わっ…私もよ一矢!! 私も何か褒めてよ!!」
なっ…何なんだお前等は!?
紅伊奈も舞奈も意味が分からいぜっ!!
「ひ…一矢君……、わ…私の様な『ブス』で『ノロマ』で『何一つ取り柄の無い』人間ですから、一つも褒めていただけるところは無いとは思うのですが……。でも、出来れば…ひ…一つくらいは……」
みっ…美代部長も褒めて欲しいんですかっ!?
「ところでテルテルとシリシリ!!」
「なっ…何よ、ルイルイ? せっかく今、良い気分なのに......」
「何ですか? ルイルイさん……。ぼ…僕は今、部活終了後にどうやって、この部室から何事も無く脱出できる方法を考える事で頭が一杯なんですが……」
「子龍先輩、逃げられませんよ……」
ゾクゾクッ!!
舞奈の鬼気迫る表情も気になるけど、何かルイルイの顔がいつもの何か『企んでる』様な顔をしているぞ!!
これは何かあるな……
「お前達二人は『部長脱落組』だから、今後『新体制』になっても大してやる事は無いだろう? 早い話、暇だろう!?」
「フンッ!! 『部長脱落組』って何よっ!? 凄く失礼な言い方ね。良い気分が台無しになったわ......」
「そっ…そうですよ!! さすがにその言葉は僕達に失礼過ぎるんじゃないですか!?」
「まぁまぁまぁ、最後まで私の話を聞け、『脱落者共』……。さっきも言ったが二週間後にこの学園では『生徒会選挙』が行われるのは知っているよな」
「知っているけど、それがどうしたのよ?」
「そこでだ!! どうせお前達二人は暇なんだから、どうだ? 『生徒会長』に立候補してみる気はないか?」
「 「 「 え――――――っ!? 『生徒会長』に立候補~っ!? 」 」 」
「ルッ…ルイルイ、あなた正気なのっ!? 私達が『生徒会長』なんか務まる訳がないじゃない!! っていうか、なれるはずがないじゃいの!!」
「そっ…そうですよ!! それでなくても今回僕達は『部長』になるのも難しい性格だという事を一矢君に『指摘』されているんですよ!!」
ルイルイの奴、とんでもない事を考えていたんだな!?
あの二人が『生徒会長』なんてできる訳が無いじゃねぇかっ!!
「ふ~ん…それは残念だなぁ……。『ネガティ部』創部以来、初めて『ネガティ部 部員』から『生徒会長誕生』ってのも面白いと思ったんだがなぁ……」
「ルイルイ!! 面白いだけで二人に立候補なんて勧めるんじゃねぇよっ!!」
「でもアレだぞ、ダーリン。『生徒会長』が『ネガティ部 部員』だったら何かと都合が良いと思わないか? 何でもやりたい放題だぞっ!!」
「やっ…やりたい放題って何だよっ!? 顧問がそんな事を言うんじゃねぇよっ!!」
「ルイルイ……。別に私達はどなたが『生徒会長』になられても、さほど今までとは変わらないと思いますし……。あまり関係無いと思うのですが……」
「ミヨミヨ、それは甘いな!! ミヨミヨが部長の時代が恵まれていただけだ。まぁ、お前達は分かっていない様だが、この『ネガティ部』というのは味方も多いが昔から敵も結構多いんだよっ!! ここ数年はどちらかと言えば、『生徒会』も他の『四大茶部』の部長達も『ネガティ部』寄りだったから救われていただけだ。次の『選挙結果』次第では、お前達に対する風当たりが変わるかもしれん。もしかしたら前の『エグゼクティ部』の様な奴等がもっと現れるかもしれないぞっ!!」
なっ…なるほどな……
『美代部長の時代が恵まれている』っていうのは何となくだが理解出来るぞ。
まず美代部長は『ポジティ部』のテンテン部長に好かれていたからな。
意外とあの人は学園内で人気があるみたいだったし、そういう人が『ネガティ部』の味方なら誰も文句は言えなかっただろうし……
それに『クリエイティ部』や『アクティ部』の部長さん達も見た感じ、『ネガティ部』に対して意外と優しかったしなぁ……
更に言えば、海藤会長や他の『生徒会』の人達も『エグゼクティ部』との『ドッジボール対決』を主催はしたけども、アレも何となくだが俺達が勝つ前提(?)で企画したような感じがしたもんなぁ……
だからルイルイが言う通り、各部も生徒会も『新体制』になれば『ネガティ部』の味方って事は無いかもしれないし、逆にあの時の『エグゼクティ部』みたいにウチを『敵視』する様な感じになってしまったら……
今までの様な『緩~い感じの部活動』が出来ないかもしれないな……
でもさすがに『ネガティ部』から『生徒会長』ってのはあり得ないなっ!!
いっその事、俺が『副部長』になるのをやめて『生徒会長』に……
無ッ…無理無理無理無理!!
俺は一瞬でも何て事を考えてしまったんだ!?
俺みたいな『普通』の…いや、『普通』では無いけど、俺みたいなのが『生徒会長』になれる訳が無いじゃないか!!
『早まるな一矢!! 己を知れ、一矢!! お前はバカかっ!?』……
「オイ、フツオ~、どうしたんだ? 何か悩んだ顔をしてるけどさぁ......。大丈夫かぁ?」
「えっ? ああ、モブオ……。んっ!! そっ…そうだ!!」
「きゅっ…急に何だよ!? 何が『そうだ!!』何だ!?」
「そう言えば、モブオは来月からの『アーカイ部』の中ではどんな立場なんだ? 勿論、一年だから今まで通りに『一部員』なんだろ?」
「えっ、俺か? フフフ……。何を隠そう俺は来月から『アーカイ部 副部長』だぜ」
「 「 「 えっ、え――――――っ!? 」 」 」
「そっ…そうなの、モブオ君!? すっ…凄いじゃない!!」
「ヘヘ……。す…凄いかなぁ? でも有難う、舞奈ちゃん」
「モッ…モブオ!! なっ…何でそんな大事な事を今まで言わなかったんだよっ!?」
「だって、誰も聞かなかったしさぁ……。俺の事なんて興味無いと思ってたし……。それに『アーカイ部』は『四大茶部』でも無いからあまり関係ないと思ってさ……」
「かっ…関係大ありなんだよっ!! お前が『アーカイ部 副部長』じゃなかったら、『生徒会長』に立候補してもらおうと思ったのにさっ!!」
「え――――――っ!? 俺が『生徒会長』だってぇ!? それは『アーカイ部 副部長』にならなくてもお断りだぜっ!!」
はぁぁぁぁぁ……
せっかく良い案だと思ったんだけどなぁ……
これで唯一の望みが絶たれてしまったな……
「でも凄いわね。一矢君もモブオ君も一年生で『副部長』だなんて……。ホントに凄いわ……」
「いやいや、聖香ちゃん。そんな凄いだなんて……。照れるじゃないかぁ……」
「フフ……。モブオ君、まんざらでもないみたいね?」
!!!!
「いっ…いた――――――っ!!!!」
「えっ!? 何、何!?」
「何だよ、フツオ!? 急に大きな声をだして……。で、何がいたんだよっ!?」
「だから、いたんだよ!! 『生徒会長候補』が身近にいたんだよっ!!」
「身近にって……。俺は絶対にならねぇぞっ!!」
「分かってるって!! もう、お前には頼まねぇよ!! 俺が『生徒会長』に立候補してほしいのは……」
「ほしいのは……?」
「聖香!! お前だよっ!! いっ...一生のお願いだっ!! 頼む!! 聖香が『生徒会長』に立候補してくれないかっ!!??」
「えっ? わ…わ…私が…せ…『生徒会長』に立候補…………」
「 「 「 え――――――っ!? 聖香ちゃんが『生徒会長』に立候補だって~〜っ!!?? 」 」 」
お読みいただきありがとうございました。
これで『新入部員&新部長誕生編』は終了です。
次回からは『生徒会総選挙編』が始まります(^_-)-☆
どうぞお楽しみに~(^◇^)
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