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第101話 アンタ、誰だ!?(挿絵有り)

いよいよ一矢達の二学期が始まります。


一学期以上に波乱が巻き起こる予感が......

 九月一日、今日から二学期が始まる。


 しかし、簡単には言い表せれない位、『濃い一学期』だったよなっ!?

 

 夏休みを入れてもまだ、たった五ヶ月だってのに色々な事が有り過ぎたよなぁ……


 まず俺が『ネガティ部』という訳のわからん部に入部する事になるとは全然思ってもいなかったし、部員全員が部の名前通りに性格が『ネガティブ揃い』だったし、でも何故か学園内で一、二位を争う『美男美女』ばかりが集まってるし……


 ついでに言うと性格に問題はあるけど、『顧問』も超美人で『元部長』も超イケメンときてらぁ……


 これは一体、どういう事なんだっ!?


 何か『普通』の俺が…いやっ、『普通』では無いけど……って、もう二学期はその返しは止めようかな……ってか、マジで自分が嫌になってくるぜっ!!


 で...でもさ……


 でも、この数ヶ月めちゃくちゃ楽しかったよな。

 凄い充実感もあったし……

 みんな、良い人達ばっかりだしな。


 それに『ネガティ部』を通じて、他の部の人達とも知り合う事が出来たのも大きな収穫だよな。


 まぁ、数名絡みにくい人はいるけれど、総合的には凄い人達に出会えた様な気がするよ。


『ポジティ部』『アクティ部』『クリエイティ部』『エグゼクティ部』『アーカイ部』…そして『生徒会役員』……


 どの人達も『ネガティ部 部員』に負けず劣らずの『濃いキャラ』ばかりでメチャクチャ疲れたけどなっ!!


 

 いずれにしても俺はこの数ヶ月、『中学生時代』には全然味わえなかった事を『ジェットコースター』の様に一気に味わった気がするよ。

 

 ホント良い経験が出来たと、俺は思っている。


 

 ただ、後はあの『二つの問題』が解決すれば俺の『学園生活』は最高のものになるんだけどなぁ……


 えっ? 『二つの問題』って何かって?


 それはアレだよ。


 まず一つ目の問題はルイルイからの『プロポーズ問題』さっ!!


 あの女、未だに俺の事を諦めていないんだよ。


 俺がルイルイみたいな女と…けっ…けっ…結婚なんてするハズが無いじゃないかっ!!


 年齢も一回り近く離れているのにさ。


 それに、俺はあんな口の悪い女は絶対ゴメンだよ。

 

 何でショウショウ先生とよりを戻してくれなかったんだよっ!?


 

 そしてもう一つの問題は『毎晩のメール攻撃問題』だっ!!


 アレはたまらん!!


 時間差で次から次へと、部員達やルイルイからのメール攻撃......

 お陰で俺は『年中寝不足』だぜっ!!


 だから授業中いつも気持ち良く眠れているぜ…って、寝たらあかんやろっ!!


 ハァァァァ……


 この『二つの問題』さえクリア出来れば、俺の学園生活はバラ色になるはずなんだ。


 まぁ、多分だけど……





「オイ、フツオ!! お前さっきから校門の前で何をブツブツ独り言を言ってるんだ!? 遠くから見てたらメチャクチャ気持ち悪いぜっ!!」


「へっ? あぁ、モブオかぁ……。お…おはよう……って、誰が気持ち悪いだっ!? しっ…失礼な奴だな!!」


「だってお前、結構長いこと独り言を言ってたぜ。そりゃぁ、気持ち悪く見えるだろ」


「俺、そんなに長い間独り言を言ってたのか!?」


「お前、全然分かって無かったんだな? こりゃダメだな。もう重症だわ……。こんなんで『ネガティ部』の副部長なんて務まるのかよ?」


「バ…バカ野郎!! 副部長になるのは来月からだ!! 今月はまだ『普通の部員』だよ!! あっ! 『普通』では無いけどなっ!!」


「ハイハイ…そんな事は別にどうでもいいんだけどさ……」


「いいのかよっ!?」




「多田野君おはよう!!」

「夏休みの時はありがとね。とても楽しかったわ」

「またうちの部にも取材に来てね~」


「あぁ、おはよう!! オッケー!! また顔出しに行かせてもらうよ!!」


「楽しみに待ってるわぁ!!」

「それじゃ、またね~」


「ほぉぉぉい」


 えっ!? 何だ今の会話は!!??


「オッ…オイ、モブオ!! 今の子達は誰なんだっ!?」


「はぁぁぁ!? 何を言ってるんだお前は!? 今の子達は『ポジティ部』の女子部員達じゃないか!!」


「えっ? そうなのか?? 俺は全然あの子達の事は覚えていないぞっ!!」


「まぁ、仕方が無いって言えばそうかもな……。俺は行き帰りのマイクロバスの中も『ポジティ部』の人達と一緒だったからさぁ……。結構、バスの中で話が盛り上がっちゃってさ……」


 そっ…そうだったのかぁ……


 モブオの奴、いつの間にか俺の知らない女の子達と仲良くなっていたとは……、なんか悔しいな……


 でも俺も『合同夏合宿』で一緒だったはずなのに、全然顔を覚えていないんだから、俺も失礼な奴だよな……


「モブオ、遂にお前にも『モテ期』が来たみたいだな!?」


「えっ? お前程『モテ期』じゃねぇよ!!」


「はぁぁぁ!? 俺のどこを見て『モテ期』って言うんだ!?」


「全部だよっ!! こ…この『鈍感野郎』めっ!!」


 モブオの奴、何て事言いやがるんだ!?

 この俺のどこが『モテ期』なんだよ!?


 いや、よく考えたら分かる事じゃねぇか……


 美代部長は勧誘した責任を感じて常に俺の事を気遣っている様に感じるし、菜弥美先輩は俺の事を『悩み事を聞いてくれる後輩』って位にしか思っていないだろうし……


 それにテルマ先輩だって『常に俺を惑わすような事』を言っては俺の反応を見て楽しんでいるだけだろうし、舞奈は舞奈でいつも俺に突っかかって来る様な感じだしなぁ……


 あと子龍先輩は……って、何で俺は子龍先輩をカウントしようとしたんだっ!?


 俺はバカかっ!?

 おっ…恐ろし過ぎるぜ……



「いずれにしてもあの子達とは仲良くするけどさ、あの子達は全員『ショウショウ先生』狙いだし、それにフツオには悪いけど、俺はルイルイ先生一本だからなっ!!」


「いっ…いや、全然悪くねぇぞっ!! 逆にお前を応援したいくらいだっ!!」


「フン…余裕のある奴のセリフだな……」


「そ…そんな事ねぇよっ!!」





『オッ…オイッ!! あの子見てみろよ!! メチャクチャ可愛くないかっ!?』

『ホ…ホントだな!! あんな子、うちの学園にいたかな??』

『もしかして転入生かな!?』


 ガヤガヤ……ガヤガヤ



 ん? 何だか急に校門前が騒がしくなったぞ。

 一体どうしたんだろ??


「オイ、フツオ!! うちの学園にあんな子、いたか?」


「えっ?」


 !!??


 なっ…何だあの子は!?


 メッ…メチャクチャ可愛いじゃないかっ!!


 綺麗な黒髪のショートヘア…そして色白で黒目が大きいよな……

 それに小柄なのに、む…む…胸がデカイ!!


 そして、俺の方を見ながらドンドンこっちに近付いて来る……


 って、な…何で!?



「おはよう、布津野君……」


「えっ? あっ、お…おはよう……」


「それじゃ、また後でね……」


「……????……」



「オッ…オイッ、フツオ!? お前、あの子の事知っているのかっ!? お前の名前を呼んでいたよな!?」


「よ…呼んではいたけどさ……。でも、俺はあの子の事なんて全然知らないぞぉぉぉ!!」



 っていうか……


 どう考えても二学期始まって早々だが、波乱の予感しかしねぇじゃねぇか――――――――――――っっ!!!!


挿絵(By みてみん)

お読みいただきありがとうございました。


今後の予定


➀二学期序章

➁生徒会選挙

➂体育祭

➃学園祭

➄部長交代

➅クリスマス

等々......

あと間に日常回も散りばめるかもしれません。デート?とか......


どうぞお楽しみに~(@^^)/~~~

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