第177話 少年王と砂漠王国の女王との夏休みっ!! 2
マギアンティア世界統一暦・1555年・12月10日・午後17時10分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・ユリテリア平原地方・ユーラシアン大陸南方諸国同盟加盟諸国・ガリアナ王国・首都・王都パリティ市・ガリアナ王国王城・ユリテリア・ガリアナ城・迎賓館宴席場・ジンバル国王主催・キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行歓迎暑気払いパーティー会場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行らは、夕刻から始まる予定のジンバル国王主催・キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行歓迎暑気払いパーティー会場へとやって来て居た。
「それでは我がセレジアと婿殿である勇治殿とキリヤ公国連合国夏休み旅行一行らの歓迎して・・・・・乾杯っ!!」と言うジンバル国王の音頭と共に、主賓と招待客らは一斉に乾杯の掛け声を返して行く。
「「「「「かんぱ~いっ!!」」」」」
「「「「「かんぱ~いっ!!」」」」」
「「「「「かんぱ~いっ!!」」」」」
「「「「「かんぱ~いっ!!」」」」」
「「「「「かんぱ~いっ!!」」」」」
パーティーが始まるといつものように、バカ騒ぎが始まった。
キリヤ公国連合国の者達らは、誰にもかもが名うての酒豪揃いなので、出されたお酒の一杯目をあっという間に飲み干すと、近場に居る仲間たちと談笑をしながら、パーティーに出された料理を肴に騒ぎ始めて行く。
「あははははははははっ!!和紗っ!!」
「おうっ!!祥子っ!!」と、完全にお酒の酔いが回って出来上がってしまって居る酒豪たち、いの一番に酒の席で騒ぎたがる渡辺祥子と和紗らは、他のお酒好きとどんちゃん騒ぎをして楽しそうにして居た。
「くくくくくっ!!ひゃはははははっ!!」
「母上っ!!バカ騒ぎをするのは止めませんが、せめて・・・酔い潰れるのは勘弁して下さいっ!!」と佐竹母娘らしい姿をが見られる。
「芳野っ!!それでも鬼佐竹の娘かっ!!その程度で潰れる母御ではあるまいっ!!ヒックっ!!のう秋江?」
「くくくくくっ!!その通りだっ!!ヒックっ!!流石はアマテラス神皇国随一の剣豪として知られて居られる伝江だっ!!ヒックっ!!ほれ、もう一献・・・・」
「おとととと・・・・ゴクゴク・・・・ぷはっ!!ふはははははっ!!もっとお冷をもってこーいっ!!ガハハハッ!!」と酔っ払いの悪い見本のような事を言う塚原・伝江。
「お師匠。メイドたちやSPメイドらの迷惑に成らない下さい。」
「何だとっ!!キリヤの居る連中はっ!!どいつもこいつもがっ!!このわしの弟子だぞっ!!弟子だったらっ!!師匠の面倒くらいみるもんだっ!!ヒックっ!!」
「その通りだぞっ!!ヒックっ!!」
「ああ、師匠っ!!それに秋江さまっ!!如何してこんなにも早くっ!!へべれけにっ!?」
「って・・・誰だっ!!師匠や秋江さま達にっ!!こんなにも酒精の強いお酒を飲ませるなんて・・・って、ああっ!!他の人にもっ!!まままっ!!不味いっ!!このままでは、勢いと酔いに任せて飲み続けて、大変な事に・・・・・」と言うのは、塚原・伝江の直弟子たちである上泉・伊澄と柳生・冬香の護衛武官の二人が、もう数本から瓶と成った酒精分が高いと評判のお酒を見て、大慌てをして居た。
マギアンティア世界統一暦・1555年・12月10日・午後17時10分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・ユリテリア平原地方・ユーラシアン大陸南方諸国同盟加盟諸国・ガリアナ王国・首都・王都パリティ市・ガリアナ王国王城・ユリテリア・ガリアナ城・迎賓館宴席場・ジンバル国王主催・キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行歓迎暑気払いパーティー会場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行らは、夕刻から始まる予定のジンバル国王主催・キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行歓迎暑気払いパーティー会場へとやって来て居た。
そんな中で、キリヤ公国連合国軍の幹部トップたるナデシコ自治統合海軍提督兼キリヤ公国連合国の陸海空軍と宇宙軍の全軍を含めた総司令官である山本五十鈴とナデシコ地方司令官級幹部たち。
ビクトリナ独立自治共和国統合軍並びにビクトリナ共和独立自治国総統を務め、キリヤ公国連合軍・第二艦隊司令官をも兼任して居る幹部たるジェシカ・クローディアを含めたビクトリナ司令官級幹部たちが、ガリアナ王国の幹部たちに囲まれて居た。
「「「「「五十鈴総司令官、ジェシカ司令官。何時もご両者が率いる自治政府軍からの軍事支援協力に関しまして、厚く御礼申し上げます。」」」」」と言う陸軍将軍や海軍提督たち。
「いえいえ、こちらこそ、貴国の軍事力の発展ぶりは聞き及んで居ります。」
「その内、家からもモビル・アイゼンの型落ちを送るからな。それまでは旧式兵器に成るようにして置いてくれ。」
「はいっ!!噂に聞く鋼鉄機兵に乗れる日を楽しみにして居ります。」
「ささ、五十鈴殿。何かお飲みに成らませんと・・・・・」
「そうね~」
「おおっ!!藤政実が置いて有るぞっ!!こいつは政実の所が造って居る大吟醸だ。」
「ええっ!?最近に成って人気が高くて、高値が付き始めてから中々手に入らないのよっ!!それがこんな所に~」と清酒好きである五十鈴が食い付いた。
「政実に言えば、回して貰えるじゃないのか?」
「嫌よっ!!そんなのは酒飲みの風上にも置けないわっ!!贈答品以外で貰う気は無いわよっ!!」と言う拘りがあるよだった。
「そんなことよりも、飲みましょっ!!飲みましょっ!!」とジェシカの手から伊達家お抱え酒造会社である藤仙台酒造所株式会社が造って居る大吟醸・藤政実を何時の間にか取り去り、栓抜きで蓋を開けて、おちょこでは無く、コップ一杯を注ぎ入れて、豪快に飲み干してしまう。
「ぷは~っ!!やっぱり、良いわ~っ!!」と言う五十鈴は、やっぱりナデシコ海軍人の一人であった。
「・・・・・やっぱり、五十鈴もナデシコ海軍人なんだなぁ~」と呆れるジェシカなのであった。
因みに高級大吟醸の値段相場は、安い物で1万5千イエンで、高い物は30万イエン。
大吟醸・藤政実は20万イエンと言う価格に上がって居るらしく、今年は予約でいっぱいとの事である。
マギアンティア世界統一暦・1555年・12月10日・午後17時10分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・ユリテリア平原地方・ユーラシアン大陸南方諸国同盟加盟諸国・ガリアナ王国・首都・王都パリティ市・ガリアナ王国王城・ユリテリア・ガリアナ城・迎賓館宴席場・ジンバル国王主催・キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行歓迎暑気払いパーティー会場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行らは、夕刻から始まる予定のジンバル国王主催・キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行歓迎暑気払いパーティー会場へとやって来て居た。
そんな楽しいパーティーの中で、クレオと勇治の二人は、ジンバル国王の仲介で、顔合わせの挨拶を交わして居た。
「初めまして、アラービィ―ナ・エジルプト王国の女王陛下で在らせられるクレオパロ―ラ・パトラメセシス陛下。僕がキリヤ公国公王にして、キリヤ公国連合国の宗主国王でも在る桐谷勇治です。如何か宜しくお願いします。」
「クレオで構いませんわ、勇治陛下。妾の方こそ宜しくですわ。」と握手交わすクレオは、際どい古代エジプト風のドレス衣装の格好をして居り、真正面からはバスト88センチ前後のたわわに実った果実の谷間と健康的な褐色肌が男性としての興味をそそるようにワザと見せつけて居た。
因みにクレオのスリーサイズは、165センチ・バスト88センチ・ウエスト54センチ・ヒップ90と言う、アラービィ―ナ・エジルプト王国の国宝級の美しさと謳われるナイーヴ大河の水面にも例えられる至宝とも言うべきボデイスタイルを有して居る。
「積る話はまた別の席で、今宵はパーティーを楽しんで下さいね。」と言うと、本当に簡単な顔合わせの挨拶を済ませて、他の人の所へと立ち去ってしまった勇治。
(えっ!?それだけですの?)とクレオは、何の反応も示さない少年王にポカンとした顔に成りそうな所を営業スマイルで、必死に成って誤魔化して居た。
(こんなにも殿方を魅了する妾の・・・・アラービィ―ナ・エジルプト王国の国宝級の美しさと謳われるナイーヴ大河の水面にも例えられる至宝とも言うべきボデイスタイルをスルーするだけでなく、何の反応も示さない所か・・・・完全に無視ですってえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!)と、生まれて初めて自身の美貌を完全に無視された事に怒ってしまったクレオ。
それもその筈、四方の国々の王侯貴族たちから、自信や親族・親戚一族衆らの何れかと結婚して欲しいと言われて来たクレオ。
例え軽く肌を触られても、社交辞令と営業スマイルで、相手から手を引かせるトーク術とコミュニケーション能力は、実に見事な手際と謳われて居た。
それが全く通じない相手が現れた事で、そのプライドが、アラービィ―ナ・エジルプト王国の女王陛下こと、クレオパロ―ラ・パトラメセシスと言う看板が、完全に傷つけられてしまった。
自身の美しさと能力に絶対の自信を持って居たクレオが、初めて接する無欲な男性に対して、初めて自力で振り向かせたいと言う衝動がこみ上げて来たのだが・・・・・・・・・・・・
「勇治っ!!」と和紗。
「勇く~ん。」と五十鈴。
「勇治くん。」と帰蝶。
「おう、勇治っ!!」とジェシカ。
「勇治ちゃ~ん。」とロイチェル。
「勇治さん、姉さんたちが・・・・」と隆美が駆け寄って来て居た。
「なっ?!」とクレオは、勇治に駆け寄って来たり、ゆっくりと呼びかけながら歩いて来た者達らはを見て、ビックリしてしまう。
それは営業スマイルをしながら、必死に驚きマヌケな顔を晒さない為の処世術では有るが、勇治の周りに居るのは、何れはクレオと同等かそれ以上の美貌を持った女性たちばかりであった。
(くうううっ!!そう言う事ですねっ!!)
(そうですか、そうですわよねっ!!あんなにも綺麗所を侍らせて居たら、そりゃそうてじょうとも、南西アドリナ海地方の至宝とまで謳われる妾ですら霞んでしまうでしょうともっ!!)
(ですがっ!!許せませんわっ!!幾ら美女を侍らせて居るとは言え、その女たちに・・・・この妾が劣っている・・・・いいえ、負けた・・・・・違う、全く相手にされないのは、妾の女としての名誉に関わる事ですわ。)
(ぐぬぬぬ・・・・絶対にあの少年王を・・・・どんな手段を用いてでも手に入れて、独占しなければ、妾は只の女以下と言う事に成ってしまいますわっ!!)と、勇治は見知らぬ所で、女難の相が出て居る事に気がつかなかったのであった。
この日、クレオは絶対に勇治の妻に成って見せると決意した・・・・いいや、押し掛けてでも彼の愛を独占して見せる決意したのである。




