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姉妹とか関係無しで

取り敢えず、今日は帰る事にした。


理奈は、私の少し前を歩いていた。


いつの間にか私より身長が高くなっていた。


男の子みたいに髪を短くした理奈は、私に何か訴えているようだった。


少し肌寒い風が吹く。月を見上げると罪悪感が湧いてくる。


「光さん、私ね。考えたんだ」


理奈がそうつぶやいた。


「何を?」


「私達、姉妹でしょ?」


「うん」


「あー!もー!何て言えばいいんだろ?だからね?うーんと、私を姉妹としてじゃなくて、1人の人として見て欲しいんだ」


「え?」


「だから、姉妹とか関係無しでさ見て欲しいんだ」


「うん」


理奈の星を見つめる瞳は、何か綺麗だった。



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