相談
私は、雅姉に相談する事にした。
誰を選ぶべきか。
「雅姉、話聞いて貰っていい?」
私は、雅姉の部屋に行った。
「うん、いいよ」
雅姉は、ニコッって笑って言った。
年下の私でも、可愛いって思った。
ポニーテールがめっちゃ似合ってて。
クールだ。
でも、笑うと可愛い。
「光?どうしたの?」
「えっ⁈あっ!」
やばい、今雅姉に見惚れてた。
「で、聞きたい事って?」
「ああ、そっか、相談しに来たんだった。」
「忘れてたの?」
「うん」
「相談って何?」
「雅姉が私だったら、誰を選ぶ?」
「私か、私だったら?勿論瑠美姉」
「理由は?」
「感情が豊かでいつもニコニコしてて、光を大切に出来て、いつも一生懸命な所かな?」
「そっか」
「そーゆう光は?」
「私?わ、わかんない」
「じゃあ、一人一人のいい所言って見て。
嘘はダメだよ」
「分かった。
瑠美姉は、いつもニコニコしてて、家の事やってくれたり、光ちゃん光ちゃんって言ってくれたりして。
雅姉は、私が困った時とか支えてくれたり、私が悲しんだりしてる時に抱き締めてくれたり、笑うと可愛いし。
理沙は、いつも部活頑張ってて、いつも笑ってて、元気な所で。
理奈は、光姉って言って甘えたり、モテるし、可愛し」
私が言い終えると、雅姉は納得したかのように相槌をうっていた。
「光、目閉じて」
「分かった」
私が目を閉じると雅姉は言った。
「目を閉じて想像して?
光が気にかけてる人は誰?」
私が気にかけてる人?
「一番最初に頭に浮かんだ人を言って?」
「雅姉」
「じゃあ、私とキスできる?」
雅姉とキス
「出来る」
「目を開けて?」
私は、目を開けた。
「どう?わかった?」
「うん、分かった」
私は、みんなが大切。
でも、その中でもっと大切な人がいる。
今はまだ、雅姉だけど、他の誰かに変わるかもしれない。
「でも、何故私なのか理由を教えてくれない?」
「雅姉がいつも、私の為に一生懸命になってくれるから」
「そっか」
「うん」
でも、今は気にかけてるだけ。
「光?」
「何?雅姉?」
「大好きだよ。だから、絶対に光にも大好きって言わせて見せるから。
早く誰を選ぶか決めてね」




